第25話
前書き
予約投稿の時間を間違えていました!
22話が飛んでいました!投稿したので見てくれると嬉しいです!
本当にごめんなさい!
「どういうことだ!?悪魔が出るとは!?……というか悪魔を知っているのか!?」
アルミスが僕の方へと身を乗り出して尋ねてくる。
「アレイスター家はずっとこの世界の暗闇を生きていたんだぞ?悪魔くらい知っているに決まっているだろう。……そして、お前よりも遥か昔から悪魔を追っているのだ。お前よりも遥かに悪魔を探知する能力は高いぞ」
「なっ、なるほど……」
僕の言葉にアルミスが頷く。
「……そうだよな。神かと疑うまでの理不尽さと圧倒的な強さを持っているお前だもんな。これくらい知っていた当然か」
「そうだよ。当然だよ」
「それで……俺よりも精度の高い探知能力で悪魔を見つけたと?」
「まぁ、そういうことだな」
僕はアルミスの言葉に頷く。
「正確に言うと悪魔を封印している遺物を持っている人間を見つけた、というのが正しいんだけどね。生徒会長を狙って悪魔という最悪の刺客を放ってくるつもりだよ」
「悪魔を、封印……」
アルミスが僕の言葉に驚愕する。
人間風情が悪魔を封印出来るのか、そんな表情を浮かべている。
「そうだよ。人間だって悪魔と戦ってきているんだ。それくらい出来るさ」
悪魔。
それは突然人類の脅威として誕生した。
邪神に率いられた強力な悪魔たちは軍勢となって人間社会を飲み込み、当時生きていた人類の4分の3を殺し尽くしたらしい。
何があったのは知らないけれどそんな状態の中でも人類は反撃を行い、邪神を撃退、悪魔のほとんどを壊滅させた。
そして人間社会残ったのは残党とも言える悪魔たち。
そんな悪魔たちと人類はずっと戦い続けている。
長きにわたる戦いの中で人類は悪魔を封印する技術を生み出して、結構の数の悪魔を封印している。
ちなみに悪魔は人間じゃ殺せない。
……どうやって邪神を撃退して、悪魔のほとんどを壊滅させたんだろうね。当時の人類は。
後、アレイスター家の祖先は邪神と戦った英霊である。
「まぁ、そうだな……なるほど」
僕の言葉にアルミスは納得が言ったように頷く。
「悪魔か……それで、俺、いや悪魔に関係する話で私を呼ぶ……ってことはやっぱりもう私の正体は掴んでいる、ってことよね?」
「あぁ、そうだな。もちろん君の正体は知っているよ。邪神へと堕ちし神に仕えていた美人な女天使様?」
僕の言葉にアルミスはこれ以上ないまでに顔をしかめた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます