第5話
「はぁはぁはぁ」
甘ったるい女と性の匂いが立ち込める部屋の中、隣で汗やら汁やらでベトベトになった全裸の女性がベッドの上で息を荒らげていた。
「んっ……すご、かった」
女性のとろんとした声が寝っ転がる僕の耳元
「ふふん」
僕はそれを聞いてテンションが上がる。僕の経験人数は一人で、すでに調教済みの人。こうして普通の人から褒められると嬉しい。
僕の場合背は小さいけど、自分が持っている聖剣の大きさと硬さには自信がある。
「時間はこれで終わりかな?」
「……まだしたりないのぉ。もう少し、していかない?」
女性が僕の上にまたがり、そして、自分のくちびるを僕のくちびるへと当て、舌を流し込んでくる。
「延長料金は払わなくていいからぁ」
「……ふふん。そんなこと言われたら男として首を横に振るわけにはいかないよね?」
僕は不敵に笑い、女性の体を抱いた。
延長戦へと突入した。
■■■■■
カーテンに閉じられた窓。完全に閉じきれていない窓から微かな光が入り込んできている。
「……んっ!!!クぅ……!!!」
僕と女性が混じり合い、濡れる。
「ふぅ……」
「ハァハァハァ……んぅ」
余韻にひたるように唾液を交換し合う。
「そろそろ行かないと……」
僕は立ち上がり、魔法で自分の体をきれいにしていく。
「えぇ……もっとぉ……」
未だにベッドで寝っ転がっている女性が僕に向かって両手を伸ばしてくる。
「もう一晩中ヤッているでしょ?今日は普通に王立騎士学院の入学試験があるから、これ以上はちょっと無理かな……」
本当はこのままでいたいんだけど、流石に入学試験をバックれるのはヤバい。
「……あら?今日学生になる子なのかしら?」
「うん。そうだよ……」
「ということは……?」
「まだ14歳だね」
「……もぉ、14歳とは思えないほどの上手さと性への貪欲さね。お姉さんゾクゾクしちゃうわ」
「ふふん。そぉ?」
「えぇ。それなら仕方ないわね……諦めるわぁ。今までの人生で一番気持ちよかったわ。一生忘れられないわね」
「そう言ってもらえると嬉しいね。じゃあね」
僕が別れの言葉を告げ、部屋から出る瞬間。
「私の名前はエウリア。また来てくれるかしら?」
女性、エウリアが自分の名前を名乗る。
「……うん。お金なら腐るほどあるしね。今日の夜もまた来るよ……まぁ一晩中は勘弁だけど」
5徹までなら全然行けるが、それ以上となってくるとキツイ。
「ふふふ。わかったわ。待っているわね?」
「うん。待ってて。じゃあいってくる」
僕は部屋を出て、試験会場にまで向かった。
あとがき。
運営さん。許してください。
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