マリンファイト・ソードバトル

「よおおっし、ソードバトルか」


俺は剣を取り出す。


「それではソードバトルを始めます!10!9!」


さっきと同じようにカウントダウンが始まる。


「5!4!3!2!1!ソードバトル、スタートお!」


その瞬間、全員が俺に向かって飛んで切り掛かってくる。

うう、こっわ。死ぬだろこれ。よく将生たえたな。

俺はワンステップ後ろに移動して避ける。


「ええいやー!」


あいつら……『太陽の勇者』と『月の勇者』は隣にいる選手を次々と倒している。

もちろん、倒されているのは俺を狙っていて、俺に夢中な選手だ。


「はあ………めんどくさ。俺の体力一気に使うし………でもしょうがないか」


俺はくるっと飛んで木の上に着地する。


「スキル・ビッグサンダー!」


そうして俺はまた宙返りをしてから全員の上にとぶ。

何回も宙返りをして、スキル宣言。


「雷神よ、力を!」


すると掲げている俺の剣に青と黄色の雷が落ちる。

俺はとういうと、宙に止まっている。


「おーりゃあー!」


そしておろすと、雷がドガーンッと選手に落ちる。

雷は波のように全体に広がっていき、終わった頃には選手全員が脱落していた。

そして俺はふわっと着地する。


「ふん」


俺はふんと鼻を鳴らすと、『神の領域』のみんなの方へと歩く。


「見事!ソードバトルの勝者は、航選手だーっ!」


よし、とりま勝った。


「じゃあ、次は廉だな。頑張れよ」

「……」


廉は無言で頷くと、ビーチの方へと歩いていった。

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