第11話 茜ちゃんのおっぱいって柔らかくて気持ち良いよね
「それじゃー着替え取って来るね」
「うん。それじゃー家で待ってる」
家に着いた早苗は、茜の家に泊まるために一回自分の家に帰る。
自分の家に帰った早苗はカバンを置いて、着替えを持って茜の家に行く。
家が隣同士だと、お泊りするのも楽である。
その後、茜の家で茜と一緒に夕飯を作り、食べ、後片付けをする。
早苗の両親も茜の両親も仕事が忙しいため、まだ帰ってきていない。
そういうこともあり、学校から帰った後も早苗は茜と一緒にいることが多かった。
「茜ちゃん、一緒にお風呂に入ろ」
「良いよ。ちょっと待ってて。今用意するから」
「はーい」
幼い時から幼馴染の二人は、昔から当たり前のように一緒にお風呂に入ったり、一緒に寝たりしている。
それは高校生になった今も続いている。
別に今でも早苗は茜と一緒にお風呂に入ったり一緒に寝たりすることが嫌ではないし、茜も嫌がっていない。
だから今でも一緒にお風呂に入ったり寝たりしている。
その後、着替えを取りに行った茜と合流し脱衣所に入り、服を脱ぎ始める。
茜の裸は見慣れているし、茜に自分の裸を見られるのも抵抗がないので躊躇することなく、全部脱ぎ捨てる。
もちろん、これは茜だからできるのであって、他の女の子だったら恥ずかしすぎてできない。
「茜ちゃんのおっぱいって柔らかくて気持ち良いよね」
「そうかな? 自分では分からないけど」
全裸になった早苗は同じく全裸になった茜の胸を優しく触る。
茜の胸は早苗の胸とは違い膨らんでおり、柔らかく瑞々しくて張りがあり気持ちが良い。
男の娘の自分とは全く別物である。
茜からするとこれが普通なので、自分の胸を触っても特になにも感じないらしい。
服を着ていると男の娘も女の子も区別がつかないことが多いのだが、やはり脱ぐとその違いは一目瞭然である。
男の娘の早苗は体が全体的にゴツゴツしているし、胸も発達していないし、股間にブツが付いている。
一方女の子の茜は全体的に丸みを帯びており、柔らかく胸も発達しており、股間にはなにも付いていない。
茜の両胸についている桜色の乳首と桜色の乳輪が色鮮やかで美しかった。
「でもあたしは早苗の硬い胸の方が安心感があって落ち着く」
そう言って茜も早苗の胸に手を当てる。
茜の手はプニプニして柔らかく、少しだけ冷たかった。
「そうなんだ。私は茜の膨らんでいる柔らかい胸の方が安心感があって落ち着くけど」
男の娘の硬い胸の方が安心する茜に残念ながら早苗は共感できなかった。
早苗からすると、女の子の柔らかく膨らんでいる胸の方が落ち着く。
これも男の娘と女の子の感性の違いだろう。
「小学生の四年生頃まではお互いぺったんこだったのにね~」
「そうだね。あの頃まではお互い同じような体つきだったのに、今はもう全然違うよね」
昔のことを思い出し、懐かしむ二人。
「確かに私と茜ちゃんは体つきが違うけど、茜ちゃんは茜ちゃんだし、男の娘でも女の子でも茜ちゃんとは仲良くなったと思うし、好きになったと思う」
「あたしもそう。男の娘でも女の子でも早苗は早苗だし、どっちだったとしても早苗と仲良くなったと思うし、好きになったと思う」
早苗は男の娘で茜は女の子だから、高校生になった今は、全然体つきが違う。
だが、体つきがお互い違うとしても早苗は早苗だし、茜が茜であることは変わらない。
例え、茜が男の娘だったとしても早苗は茜と仲良くなったと思うし好きになったと思う。
逆も然りで、茜も早苗が女の子でも仲良くなったと思うし、好きになっていると早苗に伝えた。
もちろん、ここでの『好き』は親愛や友愛という意味での『好き』である。
「私たちは幼馴染なんだから今さら性別が男の娘か女の子かで関係なんて変わらないのにね」
「うん、そうだね。というかこのままここで立ち話してると寒いから一旦お風呂に入ろ」
「そうだったっ。茜ちゃんとの雑談が楽しかったからすっかり忘れてた」
「全く早苗ったら」
茜との雑談が楽しくてつい忘れていたが、脱衣所で服を脱いでお風呂に入る途中だった。
お互い全裸ということもあり、すっかり体が冷えていた。
それを茜に指摘されるまで、早苗は自分が全裸だということも、体が冷えていることもお風呂に入る途中だったということも忘れていた。
これには茜も呆れたため息を吐くものの、可愛い弟を見るような目だった。
その後、二人は浴室に入り、お風呂に入る前に頭や体を洗い始める。
「茜ちゃん、髪の毛洗ってあげる」
「ありがとう」
体は各自で洗った方が圧倒的に早いため各自で洗っているが、頭は洗ってもらった方が気持ちが良いため、よくお互いで洗い合っている。
最初に茜が風呂椅子に座ったので、茜の髪から洗い始める。
まずは適温のお湯で予洗いをする。
それからシャンプーを両手に付けて爪を立てずに指の腹を使って、頭皮をメインに洗っていく。
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