第4話 その事件の公式な顛末
さて、かのW氏、力道山のライバルのブラッシー選手みたいなことをされて、とはいえこれはプロレスという興行の一環ではなくして、街中のクルマの中から外の相手にかみついたわけですから、もちろん、「犯罪」になります。
構成要件に該当し、有責で違法な行為
そういうことらしいけどさ、それ以外の何物でもないことになってしまったのね。
裁判は、数年来続いたそうです。
結果、違法性は阻却されず、有罪が確定したことは前に述べた通りです。
その資格自体も、当然、停止されました。
所属の岡山県**士会から、懲戒による業務停止が事件から2年ほど経った頃に出たそうです。
まあ、解釈次第では、頃合いまで今ある仕事のケリをつけられた段階を見計らって「業務停止」とされたようにも思われるけど、それは、こちらの勝手な解釈ということで、あまり参考にはならん。でも、そんな感じよ。
ただ、その過程において、W氏があちこちの選挙事務所に出入りしていたことがいい方向に出たと言えるエピソードも、あります。
岡山県選出のある有力な国会議員(少なくとも、当時はそうでした。大臣クラスの方、とだけ申しておきましょう)の方から上申書をいただいて、裁判所に提出されたとか。その内容については私は一切伺っていませんのでわかりませんが、情状酌量を求めるものではなかったかと思われます。詳しいことは、わかりません。
ともあれ、そういう形である程度救われるような話になるのは、日頃から人のところでかれこれ仕事(金になるならないの問題ではない)をしていたからというのは、言えましょうな。
その点については、私もいろいろ救われておりますので、人のことは言えません。
かのW氏は、さすがにその後も懲りずに同じような事件を起こしまくる人ではありませんので、晴れて「弁当」は取れました。
すなわち、執行猶予期間を無事に過ごせて、前科は、なくなったってわけです。
そうなれば、**士の仕事を再開しようと思えばできないこともないでしょうけど、されているという話は、今のところお聞きしておりません。
しかし、かの「自称**士」という職業名は、最初の記事はともあれ、その後はさすがに、「自称」は取られていました。
ではなぜ、「自称」なんてつけられたのでしょうか?
ってことで、お次は、それをテーマにいたします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます