インタビュー
草凪美汐.
第1話 推し活
――4月からの連ドラ主演、初舞台を控えて、今年に入ってからも精力的に活躍中。デビュー10周年を迎える女優の
大曲須磨子(以下、須磨子):よろしくお願いします。
――今日は緊張していると伺いましたが?
須磨子:ええ、インタビューっていつになっても慣れないんです。面白い話ができなくて、終わるといつもマネージャーと反省会です。
――そうですか?過去の記事を読んでいますが、そんなことなかったですよ。
須磨子:皆さんのおかげなんですよ。上手に書いてくださいますから、本当に。
――また、こちらのハードルを上げてくれますね。では、今回は「推し活」がテーマなのですが、早速ですが「推し」はいますか?
須磨子:私から「推し」というのはおこがましいのですが、尊敬している先輩の作品はよく拝見しますね。過去の作品なども、調べて出したら止まらなくなって、寝るのを忘れてしまって、そのまま現場に入ってしまったことも何度か……あっ、ちゃんと台本は頭に入っていましたし、その時はNG無しで、予定時間より早く帰れましたから、スタッフも喜んでいました。これが「推し」の効果なのかもしれないですね。
――しっかり「推し活」しているじゃないですか。どなたか聞いてもいいですか?
須磨子:ふふふっ、ごめんなさい。尊敬している先輩も後輩も沢山いますし、これからも増える可能性もありますので、ここでは控えますね。また、共演した時に、相手や周りに気を遣わせてしまう場合も想定できますし、いや、共演なんてことはないようにしなければいけませんね。私が平常心でいられるかどうか……同じ空気を吸って気絶する自信はあります。なので、イ〇スタやツ〇ッターを空いてる時間にチェックしたり、表紙の雑誌を2冊以上購入したり、出演中のCMの商品も多少購入したくらいですよ。でも、車買おうとしたらマネージャーに止められました。私、免許まだ持っていなかったんです。
――では、最近楽しかった出来事ってありますか?
須磨子:「推し」と「推し」がおしくらまんじゅうしている夢を見ましてね。途中で目が覚めてしまって、二度寝したら続きを見ることが出来たんですよ~。それから……――
後日談
事務所NGでインタビュー記事は差し替えられた。
インタビュー 草凪美汐. @mykmyk
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