スタンピード5
「C、Dランクは下がれ!後は、高ランクの冒険者とヴァリア騎士団で対処する!下がれ!下がれぇ!」
バッカスは大声を上げながら、前線に向かう。
「銀狼!後は頼んだぜ!」「死ぬなよ!銀狼!」「やったー!生きて帰れた!これで、結婚できグハッ!」「すまない!後は任せた!」
「帰ったら一杯奢らせてくれ!」
「ああ、任せろ!行くぞエイミー!」
「ええ!」
前線に向かう最中、撤退しているC、Dランクの冒険者に声を掛けられ、それに応えつつ数千の高ランクの魔獣の群れに向かう。
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「良し、ここで別れるぞ!油断するなよ!」
「分かったわ、ご主人様も気をつけてね」
アッシュは、前線に出るとエイミーと別れ魔獣を各個撃破する作戦に出た。
「また頼むぞ、刀王!蛇骨!
『身体超強化』『金剛』『覇気』」
「ガハハハハハハハ!!凄まじいな!銀狼!
そんなに強力なスキルに強力な武器も持っているとは!俺も負けてられないな!」
「ククク、まだまだこれからですよ。
そちらも、頑張ってください」
カールは、アッシュのスキルの豊富さと武器のランクが高い事に驚き、笑いながらまだまだ負けられないと鼻息を荒くする。
それに対して、アッシュはまだ驚く事があると笑いカーンと別れる。
「さて、行くか・・・【神刀流 奥義 首狩り】」
スパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパスパ
アッシュは、身体超強化スキルで人外じみた身体能力にまで上昇した体で、魔獣に近づき首を斬り飛ばす。
ハイリザードマン、オークジェネラル、餓狼、レッサーフェンリル、グレーターマンティス、首狩りオウル、サンダーホークetc
上空に居る魔獣には、飛斬を繰り出し。
アッシュを殺そうと思った魔獣も、あまりの速さに見失い、いつの間にか首が飛んでいる。
アッシュの周囲は地獄絵図、魔獣の死骸で埋め尽くされている。
「・・・すごい」
「ガハハ!こりゃあ凄いな!」
「まさか、ここまで強いとはな」
アッシュが見えたと思ったら首が飛び、いつの間にか別の魔獣の側に居て、また首が飛ぶ。
その強さに、ヴァリア騎士団や城壁の上から援護をしている冒険者のみならず、レオンハルト、カール、バッカスもが絶句していた。
そんな事を尻目に、たった数秒で数百の魔獣を屍に変えたアッシュは次の獲物を見繕う。
ここで己の力に自信が有る魔獣がアッシュ目掛けて飛び出してきた。
『グォォォォォォォォォォォ!!!!!!!』
耳を塞ぎたくなる様な、打ち上げ花火の衝撃に似た感覚が辺り一面に広がる。
「ほぉ、ドラゴンか、!?落ち着け!蛇骨!」
ガタガタガタ!!!
ドラゴンと言う爬虫類の中で最高峰の知恵と力を持つ存在を目の前に、蛇骨が大暴れし、アッシュの力を吸い取る。
此奴を喰らえば、更に強くなれる!斬らせろ!奴の血を!心臓を!魂を!そんな声が聞こえてきそうな程だ。
「ハハハハハ!安心しろ、蛇骨。
コイツはお前で斬ってやる。
刀王、すまんがちょっと休憩だ」
アッシュはそう言うと、刀王を納刀し蛇骨に思うがままに力を吸わせながら、両手で蛇骨を下段に構える。
「行くぞ!」
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オマケ 蛇骨と刀王
蛇骨「ドラゴンだ!すげ〜初めて見た!あいつ斬りたい!」
アッシュ「刀王、すまんが暫く休憩だ」
刀王「はぁ、困った後輩ですね」
蛇骨「ありがとう!先輩!行ってくる!」
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