目覚め
チュンチュン ザワザワ チュンチュン
ザワザワ チュンチュン
「うぅぅぅん・・・・・・・・ハッ」ガバっ
目が覚めると森の中だった、太一さんは安全な所に送ると言っていたが、一応警戒する。
「魔獣はいないか・・・ふぅ、てか安全な場所って
言ったって、森の中かよまぁ良いけど、それより今いる場所の確認だな。
『スキル全生産、地図作成』
・・・っとできたな、えーとここは、ジャマール王国の西にあるブナの森か」
ここで、太一さんから聞いた話を思い出した。
「君が今から行く世界は5つの国があり、
一つ目、大陸の真ん中から少し西にあるジャマール王国、ここは一番の小国でありながら、ダンジョン保有数が1番多い国でダンジョン王国とも言われているね。
二つ目ジャマール王国の下にあるベルガー魔王国、ここには、魔族の王が支配している国でダンジョンもあるけど、ダンジョンの外にいる魔獣がとにかく強い、あ〜そうそう、言い忘れてた魔獣と魔物の違いは、ダンジョンにいるのが魔物、ダンジョンの外にいるのが魔獣だよ、覚えててね、そして魔獣は倒せば死体が丸ごと手に入るけど解体しなくちゃならない、魔物は倒せば死体は手に入らないけど、アイテムがドロップする、牙とか爪とかね、だから解体が必要ない、一長一短だよ話を戻すね、
ベルガー魔王国は魔獣がとにかく強い、ランクは、Cランクから上しか出てこない、ランクは、話したよね」
「うん、確かS.A.B.C.D.E.Fの七段階で形成されているだっけ」
「そう、Cランクの強さは、ベテランの冒険者二人がかり、ちょっと苦労して倒すことが出来る強さだよ、だからベルガー魔王国は危険だから、自信がついてから行った方がいいかな、そして
三つ目ジャマール王国の西にクリス共和国、
この国は、美食の国とも言われていて、農業が盛んなんだ、ここにお米があるからお米が食べたくなったら、クリス共和国に行くのがいいかもね。
四つ目クリス共和国の西にラルス神聖国がある、
この国は過去の勇者が作った国なんだけど、まぁ
ラルスなんて神はいない訳なんだけど、まぁ優秀な回復魔法の使い手は多くいるからもし、回復魔法の使い手が欲しかったら、ラルス神聖国に行ってみるといいよ、そして、
五つ目ジャマール王国の北にある、ロゼルト帝国
この国は軍事帝国なんだけど、今は自領の繁栄を中心に活動しているから、戦争はしてないね、まぁ
力を蓄えているって言うのが正解かな。
この国は、とにかく実力主義、強者がいい暮らしをして、弱者が悪い暮らしをしている、だから太郎君が行けば、もの凄くいい暮らしができるかもね、ロゼルト帝国は、奴隷も沢山居るから奴隷を買うのはロゼルト帝国が1番いいかもね。
あとは、ジャマール王国の東に、ランクA以上の魔獣が出る、魔の森と、さらに東には未開拓地域があるね。
ロゼルト帝国は、未開拓地域が欲しいみたいなんだけど、ランクB以上の魔獣が出るから手が出せないみたいだね。
こんな感じかな、まぁわかんなかったら、現地の人に聞きなよ」
「ふむ、じゃ取り敢えず、近くの街に行って冒険者ギルドに登録して、ダンジョンに入ってみようかな
・・・・・・ッ!?」
太一さんの言葉を思い出しつつ今後の計画を立てていると、草を踏む音と共に聞いたこともない声が聞こえた。
ガサガサ ガサガサ
『『グギャグギャ! グギャグギャ!』』
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