プロローグ3

「それで、俺がここに連れてこられた理由は、なんなんですか?とある人が俺を助けて欲しいとか言ってましたけど、誰なんですか?」


「君のご両親だ」


「え」


「君の両親は、君を、太郎君を一人にして恨まれているのでは無いかと、凄く後悔していた。

 子供は誰しも父と母がいるものだ、それがいないと言うのは、とても酷だろうと。

 だから、せめて子供に何かを残したいと、プレゼントを残したいと頼んできたんだ」


「父さんと母さんが、、、そうですか、

 それで父さんと母さんのプレゼントってなんなんですか?」


 俺がそう問いかけると


「異世界に行ける権利さ、君も興味があるんじゃ無いかな?剣と魔法の世界さ」


「異世界ですか!もちろん興味がありますよ!」


 俺は興奮しながら返した。

 だって異世界だぞ、奴隷ハーレムだって作り放題じゃ無いか!グフフ

 チートで無双も出来るかも知れない!


「奴隷ハーレムかいいね!うらやま、いてっ!」バシッ


「何ですって」ニッコリ


 太一が羨ましいと言いかけた時、雪のビンタが炸裂する。

 笑顔の雪がなんだか怖い。


「な、なんでも無いようんうん、全く太郎君も何言ってるんだい、全くうらやまけしからん!「あなた?」あ〜なんでも無いよ、ゴホンさて太郎君も言っていたようにチートも授ける、どうかな異世界に行ってみないか?」


「行ってみたいです!」


 俺は即答した。


「うんうん、じゃあ力を授けよう。

 君に授ける能力は


 •全生産


 これだ」


「全生産?」


 俺はこれを聞いて強そうじゃ無いなと思った。

 それが太一にもわかったのか笑いながら、

 全生産の力を教えてくれた。


「全生産はね、本当になんでも作れるんだよ、それもデメリットなしに、、、ね

 君が今行く世界には、スキルポーションと言うものがあるんだ、本来スキルポーションは、ダンジョンでしか手に入ら無いけど君なら好きなスキルポーションを作れると言う訳だ。

 剣や鎧、なんだったら地球のものも作れる、まさにチートだ、君が奴隷ハーレムを作りたいならお金を稼げなきゃ奴隷なんて買えないよ、だからこのチートにしたんだけど、どうかな?

 それに、君の容姿も今より、イケメン、高身長、アソコも立派にしよう」


 太一は、ニヤニヤしながら問いかけた、

 それに対して俺は


「是非、お願いします!それと、一つお願いがあるのですがいいですか?」


「もちろん、応えられる範囲で有ればいいよ」


「ありがとうございます、それで願いって言うのが

 スキルの使い方や、向こうの世界の常識を教えてほしいのですがいいですか?」


「もちろんそれくらいなら、お安い御用さ!

 それに格闘技を習っていると言っても、型の練習だけだろ僕が剣術を、魔法の知識は雪に教えて貰えばいいよ!」


「よろしくね、太郎君。

 みっちりスパルタで行くからね?」


「えっ」


「はっはっはっ、太郎君頑張りたまえ、

 これも奴隷ハーレムのためだと考えれば、乗り越えられるさ」


 それから数年間、魔法や剣術異世界の知識を学んだ

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