そして伝説へ
「超古代文明って、まさかアットマークティスと、ムンムン大陸と、レムラムか?」
「そうね!確かそんな名前だった気がするわ!アットマークティスと、ムンムン大陸と、レムラムよ!最後のは大丈夫なのかしら!」
「何を心配しているんだ?」
「何でもないわ!こういうの、何処までいいのか、分からないのよ!どうして最後が一番心配なのかしら…」
「まあ、ちょっと落ち着けよ。なんか、飲み物でも…。何か俺ん家の冷蔵庫デカくないか?」
「貴方の家を私がイメージとして、見せているのよ。」
「こういうのって、ファンタジックなゲーム世界とかじゃないの?」
「ゲーム世界をイメージしてる人間と感覚を共有すれば、同じイメージが見られるわ。」
「まさか、異世界トリップって…」
「無いわ。誰かが作ったイメージの世界よ。」
嫌だ!聞きたくない!
異世界はあるんだ!
きっとあるんだ!
夢を見たいんだ…
「夢と言えば、超古代文明って…」
「そうね、超古代文明だったわね…」
途端にモジモジし始める。
「私は、1億年前に貴方に創られたの。名前はミナト。貴方は、5000年前にチッ球を作ったわ。そして、生命を作ったけど巨大化して…」
「恐竜になった?」
「ええ。ただ、弱いものが虐げられるのが可哀想だと、貴方は絶滅させて、知能を与えたけれど…」
「それでも、駄目だった?」
「弱肉強食の世界は変えられなかった。」
「それで、人類を作った?」
「傷付け合わないように、爪と牙を無くして、柔らかい肌と、抱き締め合う手足を作ったの。そして、人類の種を創るのに膨大な生命エネルギーを使い果たした貴方は、深い眠りについたわ。その間に、私が人類を誕生させたの。最初から高い文明を与えて。すぐに人類は傲慢になった。3度繰り返したけれど駄目だったわ。人類が成長するのに、長い時間をかけた貴方とは違う…!」
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