私の意志も十人十色

陰陽由実

私の意志も十人十色

私は皆がよく言う、推しとかいうものがよく分からない。


好きなアーティストやらグループやらはある。

その中の特定の人物が好きだとかはある。

でも本当にそれを「推し」と呼んでいいものなのか。

どうにも迷うところがある。


好きなグループを応援するのは楽しい。

よく動画配信サイトに投稿されている動画を見ている。

最近気に入っている、ネット上での歌い手グループに焦点を当てて話してみようと思う。


そのグループの「歌ってみた」を始め、実況やオリジナルの個人企画が溢れていて飽きない。

生配信をすることがあれば、聴きに行くことも多い。

なんだかんだ言って、それらは既に身近な生活の中に存在しているのだ。


でも、世の中に数多存在している他のファンやフォロワーに比べると「その程度」でしかないのだ。


さすがにいささか過激な方と比べるのは筋違いだが、しばしば販売されるグッズはどうにも高くて手が出ないし、ライブは開催地が近場でなかったりするため、チケット代がどうにか出せても旅費まで出せない。

つまりは満足にグッズが買えるほどの金がない。悲しいことに。


グッズだけでなく、先程上げた生配信の件。

あれも毎回欠かさず聴きに行っているわけではなく、気づいたときに配信していたら聴きに行く感じである。

だから気づいたときには既に配信が終わってしまっている場合もある。

元々長い動画やラジオを見聞きし続けることができない性分なので、途中で飽きて右から左になってしまうこともしばしばある。


大体そんな感じだというのに、本当に「推し」と呼び、自分は「推し活」をしていると言えるのだろうか?


それもひとつの推し方のひとつと言って認めてしまえばいいのだが、物足りないと感じる部分もあるし、認めたくないと思っている自分もいる。



だって自分が好きなものなんだもん!!!

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私の意志も十人十色 陰陽由実 @tukisizukusakura

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