4000文字とは思えないボリュームに濃密な物語でした。語られるは、刀に宿った魂を具現化させ戦う競技が存在する世界での、蒼天と紅天という二振りの刀霊のお話。友情、絆、プライド……様々なものを胸に勝負に向かう主人公を応援せずにはいられません。素晴らしい密度の作品を読ませていただきました。短編なのに長篇を読んだかのような読後感です。とても素敵な作品をありがとうございました。