第5話 『ふうふげんかはおそろしい』
え、やましんの生まれ育った家は、いまは一軒ごと戸別になっていますが、むかしは、長屋みたいなものでした。
だから、お隣との間は、薄い壁だけでしたのです。
で、当時、東側のおとなりでは、ふうふげんかがしばしばありました。
やましんは、小学生低学年くらいまでで、当時、父は、3交代制勤務で、夜間いないことがありました。
その、深夜に、まことに激しいけんかが起こるのです。
戦争と言っても、よいくらいでした。
なにかが、飛び交い、かべに激突し、『ころせ〰️〰️』『しね〰️〰️〰️。』という叫び声が響き渡りました。
まだ、電話があるおうちなんて、お店やさんくらい。
どなたかが、通報したりしたのかは、わかりません。
とくに、激しかった晩は、やましんは、母に抱きついておりました。(情けないな〰️〰️〰️。)
しかし、そのうち、転居されたものと思われます。
いまとなると、もしかして、あの実際の音を覚えているのは、ご本人さまは別としても、やましんくらいになっているかもしれません?
あの、家のなかに飛び交う何かは、ミサイルと同じようなげんりでありましょう。
そんなことが起こっていた、わずか、10数年前には、アメリカ軍の焼夷弾が、さんざん落ちてきていたわけですが、幸いそれは知りません。
焼け野はらだったはずの、街の中心部や、さらに、ちょっと離れた都内は、ものすごい勢いで再開発が進んでいました。でっかいビルが、たくさんできかけていました。
上野公園のモノレールが、できたてほやほやでした。
羽田空港に行くモノレールも、追いかけるように出来ました。
オリンピックがあったので、なおさら、なにもかも、とっかん工事をしたのでしょう。
その後、転校をしましたが、都内と地方の格差は、かなりありましたような。
ただし、オリンピックは、テレビでみていました。
先般のオリンピックは、なんとなく、しらけた雰囲気もありましたが(やましんが、しらけたんだろ。)、当時は、すっごく、盛り上がっていたような。
野菜やさん、さかなやさん、さまざまな販売の自動車が、オリンピック音頭などを、じゃんじゃんかけて町中を走っていました。
まあ、いったいどこから、あんな力が出て来ていたのかなんて、当時はさっぱりわかりませんでしたが、戦後しばらくは、アメリカや、連合国サイドからの援助が相当あったはずです。
学校給食の食器は、ほんと、ぺらぺらで、でこぼこだらけでしたような。
でも、あれがあったお陰で、餓えなく、育ったわけですから、いまからしたら、ありがたいことだったのでしょう。
ときに、いま行われている戦争で、また、危険な爆弾が使われたのではないか?
という報道がありました。
シリアの内戦でもそうでしたし、湾岸戦争あたりでも、そうした話があったような。
しかし、考えてみれば、武器に詳しいマニアや専門家の方は別として、しろとには、はっきりとした知識がないように思います。
まあ、そんなこと、知っていて、どする?
では、ありますが。
近くに落ちたら、皆同じ。
やましんちみたいな、木造家屋は、跡形もなく、消え去ります。
で、使われたのではないか? と、報道がありましたのが、まずクラスター弾。
クラスター弾といいますものは、写真をみるかぎり、でっかい、さやえんどうみたいな感じです。
入れ物に、多数の子爆弾を詰め込んでいて、空中散布するんだとか。
子爆弾にも、様々なものがあるみたいです。
いちどに、広い面を、破壊する狙いですか。
日本は、2015年に、廃棄を完了したそうですから、最近まで持っていたみたい。
もひとつが、燃料気化爆弾。
これは、どうやら、爆薬ではなく、ある燃料を加圧沸騰して、散布して霧に包むみたいな状態になり、いっきに爆発現象を引き起こすらしいけれど、化学にうといやましんには、よくわからない。
急激な気圧の変化で、人体を内部から壊したり、窒息させたり、また、燃料自体が毒物みたいでして、爆発しなくても致死するとか。
核爆発が、どのような影響を人体に与えるかについては、理屈はともかく、映像的な、また、実際的な衝撃は、原発事故もあり、日本人はわりによく知っているのでは?
福島の事故でも、テレビでみているなかで、水素爆発がありましたし、すっごく、緊張しましたような。(核爆発ではない。)
広島の原爆資料館は、何だかんだで、5回くらいは行っておりますが、体調を悪くしたので、改装後は行っていませんし、もう、行く元気ないなあ。やはり、遠い。長崎は、もっと遠いし、1回行ったのみです。
さて、眠たくなりましたか?
お話のねたが、良くなかったです。
やましん、まだ、とても、寝られそうな雰囲気ではないです。
規定の量の睡眠導入剤では、なかなか、最近は効かない。夏くらいあたりは、一個で効いていましたのにね。
かなり、緊張しているんだと、思います。
おやすみなさい。
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