第2話 1人目 花園菖蒲

 ヤッホー

 私は花園菖蒲はなぞのあやめ

 いやー

 おっさんって怖いですね。

 何なら満員電車はもっと怖いですね。

 まぁ、結局助けてもらえたからよかったですが。

 あれはトラウマもんですよ。

 良かったですねおっさん。

 私が優しくてさ

 もし私が自力で逃げてたら警察に通報して慰謝料をふんだくってやるところでしたよ。

 まぁ、念の為に360度カメラを持ってて良かったです。

 まぁ、今時これを持ってるのは女の子の嗜みですからね。

 当たり前ですよ。


 え、当り前じゃないって?


 いやいや。

 それは個人の意見ですし。

 それにしても優しかったなぁ。

 私がカメラで録画してるなんて想像もせずに助けてくれて……

 それに私は護身術も親の意向で習ってたからそこらへんの一般人なら余裕で対処できる程の実力はある。

 いいねぇ。

 彼女可愛いし、カッコイイし。

 もう一目見てビビッてきたよ。

 女は運命の人がひと目でわかるって言うけど本当らしい。

 やっぱり運命の人がいると人生変わりますね。

 それにしても彼女自分がしっかりとしてる気でいるけどちょっとぬけてるよ。

 だって私が撮影してるの知らずにスマホごと渡してくるし。

 たぶん彼女は自分がボイスレコーダーで録音してることが知られてないと思ってるし、間違えてクラスメイトとかのL○NEが入ったスマホ渡してくるくらいぬけている。


 まぁ、そっちのほうが私の方も捗るからいいけど……

 おっといけないいけない。

 危うく本日9回目の下着も濡らしてダメにしてしまうとこだった。

 まぁ、もう手遅れって感じもするけど、しみになってないし。

 周りから漏れてないからallokayオールオッケー

 彼女の友人関係も把握した。

 体重も

 身長も

 スリーサイズも

 彼女の好みのタイプ

 彼女に害を及ぼす羽虫共

 彼女の家族関係

 結構複雑な家族関係だ。

 そこに漬け込み心の支えになってやれば彼女は私のもとに墜ちる。

 勿論彼女に男を近づけることは絶対にあってはならない。

 先ずは彼女に近づく下賤な下半身だけで生きてる糞共

 次に彼女に近づく羽虫共

 最後に親族

 彼女を産んだ親は立派だ。

 よくこれほどまでのものを生み出したものだ。

 もう彼女は人類共通の宝といっても過言ではない。

 いや、人類共通にするとごみクズ共にも共通する必要がある。

 それは参った。

 彼女は私だけのものでいればいい。

 そう思うと同時に彼女を周りに見せびらかしたい。

 といった気持ちも出てくるのだからこれほど困ったものはない。

 ああもどかしい。

 気が狂いそうだ。

 でもまだ我慢。

 いい女になるためには我慢は必要ですから。

 ふふっ。

 いいねぇ。

 楽しみだ。

 彼女が泣きながら私の場所へ墜ちてくるのが……





 その暗い部屋には彼女の不気味な笑い声のみが坦々と響いていた。











______________________________________

 菖蒲の花言葉何だか知ってますか?

「希望」「信じる者の幸福」って意味で由来はギリシャ語で「アイリス」Irisで「虹」いい花ですよね。

 ミスして間違った時間に投稿してしまいました。

 数十人の選ばれし者は見れたかもしれない

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