012:応援しよう


 誰もが一位を諦めながら、ダンジョン入ってすぐの大広間に案内される。

 ここから第一階層の指定されたゴール地点に誰よりも早く到着することが今回のレースの勝利条件だ。

 ここまで連れて来てくれたローブ姿の女性スタッフが皆に向き直る。


「それではマップを配布します。壁や道の配置状況は実際のものと異なりますのでご注意ください。そのマップにつけてある赤い印が目標地点となります。レース中どのような魔法、スキルを用いても問題ありません」


 つまりパーティ単位で動けば、その分、選択肢が増えるということか。


「参加者による他参加者への妨害は直接的な攻撃を除いて可とします。ただし、万が一殺害してしまった場合は即刻失格となりますのでご注意ください」

「少なくともトゥリセに手を出す奴なんていねぇよ」


 誰かが呟いた言葉に皆が一様に頷いた。


「最後に」


 女性スタッフが、何かを呟いたかと思うと、青い光の線が織りなして鳥を形成したものが何匹も出現した。それらは俺たちの頭上を羽ばたき、参加チームごとに割り振られていく。

 俺に手紙を届けに来た魔法の鳥と似ていた。形状はやや違って、こちらのほうが小ぶりではあったけれども。


「これら使い魔たちの目を通し、皆さまの様子を地上でご観覧させていただきます。声は届きませんが、常に目はありますのでそのおつもりで。それではご清聴ありがとうございました。ギルド【アルゴサイト】の提供でした」


 恭しくお辞儀し、俺たちをスタート地点へと並ばせる。


「それでは位置について」


 彼女が手を掲げる。その掌の上に、自身と同じ身の丈がありそうな鳥が、蒼い光糸で織り込まれるようにして現れた。


「スタート!」


 声とともに蒼い鳥は翼を広げ、揺れる無数の目をさらけ出す。

 衆人環視の下、レース開始を告げる幕が切って落とされた。


「壁氷這い回れ、【水氷渡りランドコフィン】!」

「!? リム、ジャンプ!」

「ッ!」


 参加者たちの後ろの方で詠唱の声がした瞬間、エッセの警告に間髪入れず俺は跳躍する。

 直後、大広間からダンジョン通路へ殺到しようとした参加者たちの足元が薄氷に覆い隠された。

 着地して滑りかけたのをエッセが支えてくれる。その脇を女性二人の魔法使いペアが「おっ先ー」とすり抜けていった。

 開始直後の妨害。確かに参加者がまとまっている今が一番のチャンスだ。

 しかも怪我させたわけじゃなく、足元、それも靴だけを凍らせ地面に縫い付けるだけのことだから直接攻撃には入らないらしい。


「助かったエッセ」

「後ろで呟く声が聞こえたから。足元も冷たく感じたしね。私たちも行こう、リム」


 他にも躱した探索者がおり、俺たちはそのあとを追いかける。

 だけど最序盤の集団から脱出できたのは僥倖だった。

 広間からは三本の道が北西東と伸びているが、基本的に向かうのは北で詰まりやすい。おかげで最初の一本道の走りやすさが尋常じゃなかった。

 遅れて氷を剥がせた参加者たちがスタートしている。エッセが咄嗟に声をかけてくれていなかったら、あの集団に呑まれていたわけだ。


「あれ……?」

「どうしたの?」

「いや、リンダ・トゥリセはどこに――」


 言いかけた瞬間だった。背中に浴びた威圧感が、頭に危険信号を発する。

 振り向けば、殺到する探索者たちの隙間から、最後尾で柔軟を終えるリンダ・トゥリセの姿があった。

 ただ、あのハルバードは持っていない。もしかして、本気じゃないって武器持ち込みなしって意味――。

 ――獣が狩りの時間に入る。


「邪魔だ! そこぉぉ退けぇっえええええええええええええええ!!」


 疾風迅雷。地を這う稲妻の如く。

 通路に殺到する参加者たちを弾き飛ばし薙ぎ倒し、一人の少女が閃光の如く駆け抜ける。


「エッセ!」

「きゃっ!?」


 エッセを抱き寄せると、瞬きする間もなくそこをリンダ・トゥリセが通過する。身体を引き裂きかねない風圧を感じ取りながら、ダンジョンへ消えていく彼女を見送る他なかった。


「あれで失格になんねぇのかよ」

「リム! 急がないと!」

「わかってる! 頼むぞ、エッセ!」


 頷くエッセがぐっと脚に力を込めると、蹴り弾くようにダンジョンを駆ける。

 以前、アスハ・フソウを助けたときのような全力の疾駆。そのあとを俺は必至に追いかける形だ。

 エッセのマップ把握能力と感知、そしてこの速さがあればどんな相手でも勝てる目算はあった。あの化物染みたリンダ・トゥリセの速さを除いて。

 すでに先行していた探索者たちとは別のルートを取っている。エッセにはすでに道が見えているのだろう。

 唯一の問題点は俺自身だ。

 エッセはあくまで俺が使役するモンスターであり、参加者ではない。魔法やスキル、言い方は悪いけど道具扱いだ。

 だから、ゴールするのはエッセではなく俺でないといけない。

 俺がエッセの速さを殺してしまいかねないわけだ。


「リム! 最短ルートにモンスターの群れ!」

「このまま駆け抜ける!」


 青白い光脈が走る根が蔓延る鉱床、お世辞にも平とは言えない道を駆け抜け、角を曲がるとそこにはモンスターの群れがいた。

 俺たちはそのまま群れに突っ込む。受け太刀はできない。モンスターたちの攻撃を置き去りにするトップスピードを維持して駆け抜けるのが最善策。


「リム、しゃが――」

「大丈夫だ!」


 言うより早く、姿勢を低くし、地を這うように突き進む。頭部を掠める何かを感じながらも悪寒はしない。

 モンスターの群れからは抜け、ダンジョンをひた走る。エッセの進行に迷いはない。


「次、突き当り左! モンスター三匹!」


 一匹だけクォーツボア。足の速い奴だ。

 呼吸を整える。身体の深奥で歩と並列の拍子を刻み、脚に力を注ぐ。水で膨張する袋を手で無理矢理抑え込むように力を固着させる。

 地を踏み抜き、疾駆とともにすれ違いざまにクォーツボアに脚払いを仕掛けた。

 メキメキッと俺の脚に骨の砕ける音が伝わる。


「クォーツボア吹っ飛んだよ!?」

「あ、足止めのつもりだったんだけど」


 これがレベル10オーバーのステータスってことか? 単なる蹴りでクォーツボアの巨体が吹き飛んだ。


「……じゃあ同じように【敏捷】も上がってるから。エッセ、もっと速く行っていい。多分追い付ける」

「大丈夫。もう最高速度だよ。さっきからリムは私に追い付けてる」

「マジか」

「うん。このままリンダに追い付こう!」


 後ろから他のパーティが追い付いてくる様子はない。

 思えば、俺がエッセの足かせになると思っていたように、パーティ単位で動くと鈍足化してしまうのかもしれない。

 そうなると結局はリンダとの一騎打ちになる。

 指定されたゴール地点はマップ上だと下層の北西先端だった。第二階層へ行くためにも通らないような辺鄙な場所。必ず上下層の移動を何度か要求されるであろう場所だ。


「次右……ううん! 壁で塞がる! こっちだよ、リム!」


 あとは、ランダムで起きる地形変化。この運が俺たちに傾くか、リンダに傾くか。


「リンダって典型的な猪突猛進タイプっぽいから迷ってくれてると助かるんだけどな」

「迷っててもあの速さだとすぐ着いちゃいそうだよ」


 だからひたすらに走る。それしか俺たちにできることはない。


―◇―


 ブレアは新市街にあるダンジョンレース観覧会場で、その中継を見に来ていた。

 たまに一緒にダンジョン探索している友人から、輝星水晶スターライトの情報を得られたためである。

 しかし、時間的にも能力的にも参加するのは厳しかったため、当初は勝者と交渉して輝星水晶スターライトを譲ってもらうつもりであった。

 しかし、どこから情報を得たのか、すでにリムたちが参加していたわけである。

 二人が勝ってくれれば、それが一番手っ取り早い。

 壁に張り付くようにして浮かぶ巨大な水鏡には、使い魔の鳥たちの視覚情報が幾つも映し出されていた。


「でもまさかあのリンダ・トゥリセまで参加してるなんて……」

「お強いのですか?」

「もちのもちだよっ! 【ヘカトンケイル】って言えば最もダンジョン攻略深度の高い【アルビオン】に並び立つ数少ないギルドだからね。団員規模なら最近越えたって聞いたし、どっちがギルドとして上かって聞かれたら絶ッッッ対悩むし、もうあたしなんかが答えるとかおこがしいことこの上ないしっ、その勇名聞くだけでもう心臓がいっぱいいっぱいというかさっさと探索行を本に出して欲しい十冊買うから布教するからっ!」

「リンダ・トゥリセの話では?」


 ミスティの的確なツッコミにブレアは我に返った。

 また脱線してしまったとブレアは昂る心臓の鼓動を深呼吸によって整える。

 ブレアの隣に立っているのはミスティ。そう。彼女を外に連れ出していた。

 全裸同然の格好ではさすがに外に出せないため、薄鈍色のレオタードに似た服に、同色のショートスカートとガーターベルトを穿かせている。関節部は見えないように袖とソックスは長めのものにしてあった。

 あとは義肢の装着による身体のバランスを誤魔化すために肩と上半身にベージュ色の薄手のストールを羽織わせている。

 肌に関しては魔力消費により人間に近い肌へ擬態し、目元の線はフェイスベールで誤魔化している。じっくり見て触らなければ気づけないだろう。

 外套で全身隠すことも見当したが、案外堂々としていたほうがバレないものなのだ。


「仮義足は大丈夫?」

「問題ありません。魔力の消費を伴いますが、ブレアの調整により最低限の動作は可能です。歩行程度であれば、ベルトにある魔石で充分に賄えるでしょう」

「街くらいは歩けないと話にならないからね」


 いまは脚と腕の仮義肢にミスティ専用の調整を加え、彼女はそれを魔力で強引に動かしているという形だ。

 人間が義肢を使うのと似ているが全く異なる。

 人間は義肢にパスを繋ぎ、魔力がパスを循環する際の体外への自然放出分の魔力を割り当てることで、魔力の無駄(ロス)なく義肢を動かせている。

 だが、ミスティの場合はパスが繋がっておらず、魔力を直接流し込んで逐一動作の指示を出している形だ。

 パスも繋げず動かせる時点で、ミスティという存在が特別なのだが、それでも無理をさせていることに変わりない。


「装飾品は問題ない?」

「はい」


 ガーターベルトも特殊な仕様で、実は靴下ではなく義肢部分を支えつつ腰ベルトの魔石と繋げて魔力の補充を円滑にしている。

 他にも魔石交換可能なアームレットなどを装着してもらっていた。魔法使いなどが魔法の補助で扱う装備を流用したものだ。


「んー、でも歩行バランスはもう少し調整しないといけないかな」

「歩行の違和感はこちらで修正可能です」

「だーめだってば。ミスティに無理をさせちゃ意味ないの。街歩くのだって早いって思ってるくらいだし。健常時と同じくらい歩けるようこっちで調整するから、違和感は全部報告してね。約束っ」

「……了解しました」

「うん。まぁ、義肢の調整は帰ってからにするとして、問題はこっちだよね。はぁ~、リンダ・トゥリセ……うーん、さすがにちょっと厳しいよね」


 かの【ヘカトンケイル】の【極氷フリジッド】の腹心。その実力は折り紙付きだ。


「レベル46。マルクト――リムのレベルは5、ですか。普通に考えて無理では?」

「ミスティぶっちゃけすぎ! でもまぁ、うん。ステータスはだいたいレベルに比例するから、速さも圧倒的なんだよね。それに、称号じゃないけど【瞬雷】の二つ名で呼ばれるくらいだし」


 運の絡むレースとは言え、それが勝敗に関わるのは実力差がある程度拮抗している場合のみだ。

 ここまで開きがあると運による勝利は望めない。

 水鏡の横にある看板にはでかでかとオッズ表が張り出され、事実、一番人気はリンダ・トゥリセであった。

 一位はもう明白で、二位と三位で大きく払戻金が変わることだろう。


「……はぁ」


 賭けレースに熱狂する人たちに、ブレアは嘆息する。

 クリファにおいて賭けレースは合法ではない。だが、積極的に取り締まられているわけでもなかった。

 探索者たちは教会認可の職業といえど、その性質上安定した職ではない。中には傭兵崩れの荒くれ者もおり、一夜の享楽に耽るために探索業をしている者も少なくない。

 仮に厳しく取り締まって不満を溜めさせ、闇にでも潜られたら面倒である。

 故に合法化はしないが、積極的に取り締まりはしないという状況なのだ。


 これは祖父であるブラックの教えであった。

 賭け事には絶対に手を出すなという半ば脅しのような厳命付きで。


 鳥の目が移す情報は、いまもリンダ・トゥリセがトップで爆走中であることを示している。まるで子供と戯れるように、モンスターを素手で蹴散らしながら鉱床樹海を駆けているのである。

 輝星水晶スターライトはまた別の入手手段を探さなくてはいけない。リンダ・トゥリセは気性が荒いことでも有名だ。下手な交渉ではまず受けてくれないだろう。

 何より自分が交渉下手だということも、ブレアは理解していた。


「でもまだ。まだ諦めちゃいけないよね。二人も負けてないし」

「……?」

「ほら、初手に氷の魔法で妨害仕掛けてきた魔法使いを抜いてるよ」

「確かに。いつの間にか二位に浮上していますね」


 ゴール地点からの距離で算出された順位では二位となっていた。壁や上下層を考慮しない距離のため、実距離とは異なるがそれでも大きな指標となる。

 周りで他の探索者に賭けている者たちも苦悶の声を漏らしていた。


「レベル5のくせにやめろやめろ、行くんじゃねぇ!」

「だぁーくそっ! 他の奴ら何してんだ! もっと走れよ!」


 称号効果で期待度は高いかと思われたが、レベル5という事実に賭け控えたものが多数だったらしい。オッズでも最下位に近い人気だった。

 最初のスタートダッシュで他の探索者を置き去りにして以降も順調で、レベルに似合わぬ速さとモンスターの処理速度で、リンダ・トゥリセに追いすがっている。

 完全にレースは大荒れ状態。観覧席は野次が飛び交うある意味戦場と化していた。


「これは、もしかしてもしかしちゃったりする?」

「楽観的観測。まだ大きな差があります」

「だったら応援しようぜっ! あたしたちのために必死に走ってくれてるんだから。ほら、フレーフレーって」

「私たちの声が彼らに届くことはありませんが?」

「それでもだよ。届かないからってやらない理由はないでしょ。こういうのは気持ちだもん」

「気持ちなど私には」

「あるよ。ミスティにもある。あたしが保障するし」


 ブレアが言い切ると、ミスティはしばし逡巡するような素振りを見せた。

 そして、顔をあげて水鏡を見据える。一点。リムとエッセ、二人の映る水鏡を。


「フ、フレー」

「……」

「何なのですかその顔は」

「うふふー何でもないよ。じゃあ、一緒に応援しよ」


 二人の勝利を祈ってブレアは声を張る。ミスティは無表情かつ小さな声ながらも、ブレアに倣って応援していた。

 不意に、その声がブレアの耳に届いたのは偶然だった。


「チッ、死にたがりのガキと化物め。いい気になっていられるのもいまの内だからな」


 声の主は頭部を包帯でぐるぐる巻きにした、カマキリを思わせる風貌の男だった。今しがたここにやって来たらしく、入口付近で立っている。

 下卑た笑みに気味悪くなり、ブレアはすぐに画面へ向き直る。

 異変はもうすでに起こっていた。


「探索者?」


 リムたちの進路上に探索者のパーティがいた。全員が全員覆面に加えて、武器を手にしている。

 彼らがリムたちの姿を認めた瞬間、彼らは通路を塞ぐように展開し、武器を構えたのだ。


「ええ!? なんで!? これ反則でしょ!」


 二人は後退を余儀なくされていた。だが、それを見ていた観覧席の客たちは盛り上がっている。この状況に一瞬の戸惑いもない。

 参加者は直接的な妨害はしてはならない。それがルールのはずだ。こうも堂々と破るなどありえない。


「いえ、反則ではないのでしょう」

「え、でも参加者は……あ」


 ミスティが翠玉の瞳を閉じて頷く。


「彼らはダンジョンレースの参加者ではありません」

「だから妨害してもお咎めなしってこと……?」


 周囲の様子から、こういった展開を予想していた節がある。つまり、これは。


「賞金、あるいは賭博による払戻金を目的とした何者かの差し金でしょう。このレースは妨害前提で行われている」

「そんな……」

「……これが人間、なのですか? 己の利益のためなら平気で同族を貶めようとする」


 目を開いたミスティの表情がいつも通り無表情ではあった。しかし、ブレアの目には怒っているようにも落胆しているようにも見えた。

 それら以上に、後悔しているようにも。

 人間と関わってしまったことを。ブレアが助けることを了承したことを。

 ブレアにはそうじゃないとは言えなかった。誰も彼も大半がお金のために働くし、競争のため他者を蹴落とすことは珍しいことじゃない。

 卑怯な手が使われることだってある。誰それに嵌められた、なんてのは酒の席ではよく聞く話だ。

 けれど、それでも、全員が全員そんな人ばかりではないとブレアは思う。

 少なくとも自分はそうじゃない人でありたいと。


「ミスティ」


 ブレアはミスティの左手に手を重ね、水鏡を見上げる。


「応援しよう。二人が勝つって信じて」

「応援しても結果は変わりません。信じても意味はありません」

「意味のないことを全くしなくなっちゃったら、それこそお金のために何でもできる人になっちゃうよ」

「……」

「リムとエッセは損得勘定抜きで私たちを助けてくれてる。そんな二人を応援するのは本当に意味のない行動?」

「……私は、私に」

「いいから! ほら応援! フレーフレー! リムー! フレーフレー! エッセー!」


 掴んだミスティの手を一緒に掲げ、声を張り上げる。視線が一瞬突き刺さるが怯まない。

 そして、声が聞こえた。

自分の声に寄り添うように、小さいながらも確かに芯のある声が。

 きっとこの声は、気持ちは届く。ブレアはそう確信するのだった。

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