第791話 パターン英会話を学ぶ男 4

 本日の英文はこれだ!


 I just shouldn't have said it publicly, but you know it's true.


 これはアップルの創始者、スティーブ・ジョブズのお言葉。

 テレビ放送か何かでマイクロソフトの悪口を言った後、ビル・ゲイツに電話をかけて謝ったときのセリフだ。


 意味は「公の場で言うべきじゃなかった、本当の事なんだけどね」となる。


 じゃあどんな悪口を言ったんだと誰もが疑問を持つことと思う。

 ジョブズは「マイクロソフトの製品はセンスが無いんだよな」みたいな事を言ったわけ。

 確かにアップルの方が出来映できばえがいいのはオレもそう思う。

 でも、わざわざテレビで言うことかね。


 さて、このお言葉は我々日本人が練習するには長すぎる。

 だからちょっと短くしてみよう。


 I shouldn't have said it.

「言うべきじゃなかった(けど、言っちゃった)」


 こんな感じだな。


"shouldn't have" の部分の発音は律儀に発音すると「シュドゥントハヴ」だけど、普通は「シュドゥヌヴ」くらい、もう少し短縮すると「シュドゥナ」と言うらしい。

 YouTube のニック式英会話「英語 リスニング:この英語聞き取れるかな?(#7)」にこれらの短縮発音についての解説が出て来る。


 さて、例文を作ってみよう。

 確かに人生は後悔の連続だけど「やるべきだった」というよりも、どちらかと言えば「やらなきゃ良かった」という方が多いのが普通だと思う。


揶揄やゆしなければ良かった」(彼女が怒り出した)

「食べ過ぎなければ良かった」(腹いっぱいで動けない)

「飲みすぎなければ良かった」(二日酔いで頭が痛い)

「寝すぎなければよかった」(遅刻してしまった)


 いくらでも出来てしまう。

 ある意味、情けない。


「トイレを我慢しなければ良かった」(漏らしてしまった)


 どんな人生やねん、一体!


 と言うわけで、これらの英文を含む口慣らし用の6文。

「シュドゥヌヴ」や「シュドゥナ」を自由自在に活用して練習してみよう。


 I shouldn't have said it.

 I shouldn't have teased her.

 I shouldn't have eaten so much.

 I shouldn't have drunk too much.

 I shouldn't have overslept.

 I shouldn't have held it.


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