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2022年12月30日 16:14
全身麻酔中、であれば5分間の観察でも判断は難しそうですね。血小板輸血を行なう必要のある手術、であれば、結構な大手術でしょうし。輸血は時々理論を超えたトラブルを起こすので、なかなか油断ができないものですね。私の個人的な経験ですが、B(+)の患者さんの緊急赤血球輸血が必要、となった時に、すぐに使える照射済赤血球輸血としてB(-)の血液がきたことがありました。予定手術で準備していたものの、予想外に出血が少なく、照射も済ませていたので、こちらをまず使ってほしい、とのことでした。検査室でも表試験、裏試験とも問題はなかったそうですが、輸血開始後すぐに患者さんが、点滴刺入部およびその遠位の強い痛みを訴えました。理論的にはB(+)の人にB(-)を輸血するのは問題ないはずですが、すぐにその製剤の輸血を停止し、抜針。改めてB(+)の血液が届き、輸血を開始すると特に問題なく済みました。患者さんが異常を訴えているので、迷わずその製剤の使用を中止しましたが、「理論的には大丈夫」と言って患者さんの訴えを無視していたり、全身麻酔で患者さんが違和感を訴えることができなければどうなっていたのか、と今思い出してもぞっとします。
作者からの返信
不適合輸血以外の可能性を考えると、輸血中止の判断は正しかったと思います。気をつけなくてはなりませんね。
全身麻酔中、であれば5分間の観察でも判断は難しそうですね。血小板輸血を行なう必要のある手術、であれば、結構な大手術でしょうし。
輸血は時々理論を超えたトラブルを起こすので、なかなか油断ができないものですね。
私の個人的な経験ですが、B(+)の患者さんの緊急赤血球輸血が必要、となった時に、すぐに使える照射済赤血球輸血としてB(-)の血液がきたことがありました。予定手術で準備していたものの、予想外に出血が少なく、照射も済ませていたので、こちらをまず使ってほしい、とのことでした。
検査室でも表試験、裏試験とも問題はなかったそうですが、輸血開始後すぐに患者さんが、点滴刺入部およびその遠位の強い痛みを訴えました。理論的にはB(+)の人にB(-)を輸血するのは問題ないはずですが、すぐにその製剤の輸血を停止し、抜針。改めてB(+)の血液が届き、輸血を開始すると特に問題なく済みました。
患者さんが異常を訴えているので、迷わずその製剤の使用を中止しましたが、「理論的には大丈夫」と言って患者さんの訴えを無視していたり、全身麻酔で患者さんが違和感を訴えることができなければどうなっていたのか、と今思い出してもぞっとします。
作者からの返信
不適合輸血以外の可能性を考えると、輸血中止の判断は正しかったと思います。
気をつけなくてはなりませんね。