第074話『真子島攻略作戦4・魔法少女の攻勢』
【真子島、南部戦線にて──】
真子島の南部には、確かに平地が広がっている。
しかし、そんな絶好の立地を、人々“ケモノ”共に使う事は叶わない。
何故なら、そこから島の中央へと向かおうとすると、断崖絶壁の崖へとたどり着く。勿論、迂回をするという手も打てるには打てるのだが、少なくとも北か南の近くを通過しなくてはならない。
ちなみに、“ケモノ”側にそれを可能とする個体もいるそうだが、初っ端から決死部隊を編成するほど、奴等も馬鹿ではない。
だが──。
──此処に、馬鹿な
「──さて、涼音、じゃなくて魔法少女アーチャー。この断崖絶壁を登ればいいんだよな」
「えぇ、それもただ登るんじゃなくて、かなり速く登る必要がありますけどね」
強襲部隊としては人数不足にも思える、伊織と涼音の二人がそこにいた。
そんな伊織と涼音に任された任務は、“ケモノ”の巣穴周りの掃除と、その後に行われる突入作戦だ。勿論、突入作戦の際には援軍が来るために少しは楽になるかもしれないが、それでも全体を通して彼女等の任務は、過酷なものとなるだろう。
「まぁ、そうなるよな。私としては、あまりクライミングは得意ではないんだけどな」
「……それは良い事を聞きましたね。では、──精々ボクを頼りにしてもいいんですからね」
「ほっとけっ。頼るほど劣っているつもりはないわ」
──そして、そんな掛け合いと共に、伊織と涼音は崖を登り始めた。
普通、クライミングを言えば、慎重に慎重に登っていく様子を想像するだろう。実際、慎重に登るという行為は、転落死をしないために重要な事である。
だが、魔法少女という彼女等に、普通の転落死という事象は存在しない。
故に、少しだけその驚異的な身体能力によって、死を恐れぬ無茶が出来る訳だ。
しかし、そうは言っても、伊織と涼音の崖登りは常軌を逸していた。
何せ、まるで軽業師のようにスルスルと登っていく。
それに加えて、涼音の動きが可笑しいだ。伊織と同じように登っていくのだが、身長差でスピードに差が出るのが普通なのだが、それを物ともしないどころか伊織よりも先に進んでいるのではないか。
「──ほら。手を貸してあげるから」
「……いいよ。あとは自分でやる──ぅえっ!?」
いきなり涼音に引っ張られて、素直に驚く伊織なのであった。
いやまぁ、伊織よりも圧倒的に背が低い涼音に引っ張られたというせいでもあるのだけど、それ以上にそのせいで投げ飛ばされてしまったからだったりする。勿論、それくらいの空中制御は伊織からしてみれば簡単で、彼女は見事に着地したのだけど。
「──っと、別にしなくてもいいだろ」
「いや別に。少しだけからかいたくなっただけだから」
「まったく──」
そうして、伊織と涼音は腰を付けた。
当然の如く、すぐに“ケモノ”の襲撃に会ってもいいように、武器は握ったままだけど。
そして、これから話す内容は、伊織と涼音の二人で攻める“ケモノ”等の巣穴について。
「それで、この林の先が“ケモノ”巣穴だっけか」
「えぇ、そこには当然、最低でも数百の“ケモノ”がいるんでしょうけど」
「………数百の“ケモノ”、か」
数百の“ケモノ”と言えば、初期に巣穴から出てきた奴等の数のおおよそ十分の一以上。
この真子島攻略作戦で投入されている戦力を考えれば、そう問題ではない話なのだが、──
だが──。
「「──問題はない」」
走り出した。
林の中という、立地的に一見して不規則な障害物を掻い潜り、それでもなお減速をする事がない、驚異的な伊織と涼音の体感。それに加えて、状況判断や処理能力、なども含まれている事だろう。
そして、──“ケモノ”との距離が、十分過ぎるほどに縮まった。
であればと、伊織と涼音は、自らの武器を抜く。
伊織の方は、前回の梓ヶ丘の件とは違い、愛刀たる『絶海制覇』を。涼音の方は、前回と同じく、弦が少しだけ小ぶりな和弓。銘などは、伊織も知らない。
「──魔法少女グレイ。ボクが牽制の一撃を放ちますから、その後に突撃をかましてください」
「了ぅ解。私の方は特に問題はないけど、そっちこそしくじるんじゃねぇぞ」
「言っていてください」
「──我らが奉る神よ。我が矢を届けたもう」
《黒澤流弓術、奥義・黒天雨》
地面を擦る音と砂埃と共に、涼音は矢をつがえる。
狙いは勿論、──
──涼音こと、魔法少女アーチャーは、
元々、
例えば、伊織なんかは特に顕著であろう。何せ、素の生身の状態でも近接戦を得意とする魔法少女レベルの身体能力を持ち、その上技術面なんかは最終的には《マホウ》が不要だと判断を下されるほどだ。
蓮花は、おそらく後者で、それでも並の魔法少女よりも強い。
であれば──。
──黒辺涼音こと魔法少女アーチャーが、ただ他より強い程度の魔法少女ではない。
「まぁ、誰にも気遣う必要のない伊織が、そう簡単に遅れを取る訳がないんですけどね──」
/13
『唖ァァァァ……』
『絵モ野、絵モ野』
『菟ゥゥゥゥ?』
──そこは、“ケモノ”が溢れる地獄のような場所だった。
吐き気を催す奴等が、そこら中にいるのだ。それは実際、精神的に来るゴキブリが狭い箱の中で、ガザガザいっている地獄絵図を思い浮かべれば丁度いいだろう。
実際、そんな中に非武装どころか武装をしている人間を投げ込んだところで、原型どころか何も残らない勢いで、その人間は喰い散らかされる事だろう。
──そんな時、だった。
無機質な“ケモノ”の瞳に映るは、まるで
『──』
『──』
『──』
奇襲を受けた事により、“ケモノ”等の行動に乱れが生じる。
はて、“ケモノ”に知能のようなものが存在しているのか疑問に思うのだが、少なくとも奴等は、突然のあり得る筈のない場所からの奇襲で混乱をしているのだ。
しかし、それも数秒の事だった。
それが過ぎた瞬間、先ほどまで混乱の渦だった“ケモノ”等の集団が、一斉に落ち着きを取り戻した。
その上、その奇襲に対処すべく、先ほどの矢の雨を降り注がせた者がいる方向へと向き直るのだった。
たかが数秒。
されど数秒。
──だがそれは、あまりにも
《柳田我流剣術曲芸、刀穿ち》
暗闇に光る、鈍い鋼色。
それを迎撃態勢を取っている“ケモノ”に認識された瞬間、───深々と突き刺さった白鋼の小太刀がソイツの最後の光景だった。
いや、それが最後だったらどれだけ良かったか。
周囲の“ケモノ”等が困惑する中、暗い林の中から現れた彼女───柳田伊織は、彼女自身が仕留めた奴に飛びつくと、そのまま強引に引き抜くように血飛沫を噴出させた。
「──よぉし。……えっと、およそ300か。思ったよりもアイツ、数を減らしていたな」
『絵モ野。絵モ野』
『菟、唖ァァァァ!』
『子ロ素ウ、子ロ素ウ』
「なら、目標は──
《柳田我流剣術曲芸、刀穿ち》
そう宣言すると同時に、脇目を振らずに伊織は、先ほど仕留めた“ケモノ”から引き抜いた小太刀を投擲した。
そしてそれは、吸い込まれるように“ケモノ”の脳天を刺し貫く。
だが、伊織が放った技の隙を見逃すほど、“ケモノ”等は甘くはない。
ほんのコンマ数秒の隙と、伊織が両手に持っていた武器の片方を結果的に投げ捨てたのだ。
それはあまりにも、十分過ぎるほどの隙だった。
──しかし、それを見越しているのが柳田伊織という彼女だった。
「……」
四方から迫りくる、“ケモノ”等の牙爪、その他諸々。
多少の傷程度ならば問題なく行動する事も技を行使する事もだっただろう。だが、流石の伊織とて、重症にでもなれば動きが鈍るというもの。
少なくとも、それら一連の“ケモノ”等の攻撃は、伊織こと魔法少女グレイの命を奪うには、十分過ぎる。
避ける必要がある。が、それらは伊織の四方から迫っており、生半可な回避行動は無意味となるだろう。
だから──。
《柳田流剣術、剣域》
──四方を、同時に処理すればいいだけの話。
そして、伊織を襲おうとした“ケモノ”等は、最初に各自の攻撃手段を断たれ、最後にはその首が例外なく白銀の太刀が跳ね飛ばすのだった。
伊織の顔に、血飛沫が飛ぶ。
とはいえ、今しがた伊織が処理をしたのは、第一陣に過ぎない。
勿論、ここに第二陣と続いていくのだが、たとえ伊織であろうとも処理し続けるのは、あまり得策ではない。
確かに伊織ならば、百程度の“ケモノ”をこの場で迎撃し続ける事は、可能な事であろう。
だが、少なくともそれでは、時間稼ぎは出来ても、この辺りの制圧は不可能だ。それも、制限時間付きであれば、尚更の事。
「まぁ、それでも特に問題はないんだけど、ね!」
であれば──。
そう、伊織は言うのと同時に、彼女は高く飛び上がった。
それは、普通愚策と捉えられるだろう。何せ、たとえ伊織自身がどれだけ優れていようとも、空中で自由自在に動き回れるほど、彼女は万能ではない。勿論、彼女とてそれを分かっていて、撃墜されないように低空を保っているが、実際のところあまり変わりはしないのだ。
しかし、柳田伊織は、柳田流の武芸者であって、剣士ではない。
態々、刀だけに頼る必要なんて、存在しないのだ。
《柳田流投擲術、釘打ち》
伊織が羽織を翻して一連の抜き取る動作を隠しつつ、彼女は何やら
そして、脳天や各部位に突き刺さった、伊織が投擲した針のような物が起爆する。
流石の“ケモノ”とて、急所は他の生き物と同じなようで、その場で痙攣をした後に沈黙をするのだった。
──そのおかげで、“ケモノ”の動きに混雑が見られる。
確かに、対集団戦闘において、一対一を何度も続けるのが定番と言えよう。
だが、それでは時間という制限の中では、あまりにも致命的だ。
何せ一対一は、膨大なまでの時間があって成立する話。勿論、それを行うだけの技術や体力は必要であるが、それを行うという時点でおおよそは目処を付けているであろう。
「──だけどよぉ、こんな混沌としている中で、
だがしかし、伊織は対集団戦闘において一対一の繰り返しではなく、多数を相手取る事を選んだ。傍から見れば、無謀とも言えよう。
普通に戦ったところで、そこにあるのは当然の如く、死。
それは、魔法少女となった伊織でさえ、当たり前過ぎる事実だった───。
だがもしも。
もしも、“ケモノ”等が混乱をする中で、ハイペースな多数を相手取った上での一対一が出来るとしたらどうだろうか。
それは、
あまりにも空論で、
あまりにも馬鹿で、
あまりにも、伊織らしかった──。
「だが私も、そこまでの馬鹿ではない、んでねっ!」
“ケモノ”の動きを先読みし、その上で伊織は一撃必殺に葬っていく。
それは、──予定調和の優勢。
だがそれでも、伊織の方が今だ不利のは、明白たる事実だ。──“多勢に無勢”という言葉を知らないだろうか。
とはいえ伊織も、無勢に甘んじていたりはしない。
先ほどのように、伊織自身の心象礼装の羽織で次の動きを隠しつつ、似たような針を数本取り出すのだった。
そして、投擲。
『菟、ゥゥゥゥ?』
──違和感を、覚える。
同じ事の繰り返しかと思うかもしれないが、どうもソレを投げつけた“ケモノ”の様子がどうもおかしい。具体的に言えば、まるで
そう、伊織が投擲した針は、『縫い針』と呼ばれる、一種の魔術具。──魔術を人の身で扱えるようにしたものだ。
本来、魔術とはかなり簡単に言うと、魔力によって起こす事象であり、“深淵”に至るための手段である。もっとも、もう少し詳しく言うとかなり話が違ってくるのだが、今しがたはこれで十分だろう。
さて、魔力と言うと、魔法少女の動力源として知られているが、どうもソレとは違うようで。
具体的に言うなれば、どうも波長が致命的に合わないのだ。もしかしたら、魔力にも
「──っと。余計な事を考えれるほど、余裕がある訳でもないし、さっ!」
そして、振り向きざまに一閃。
その“ケモノ”の頭部は、これまた綺麗に切り飛ばされたのだった。
/14
それから、ほんの少しばかりの時間が過ぎた。
流石の伊織とて、彼女一人でこの短時間で百にも至る“ケモノ”の掃討を完了するのには、少々無理があったのだろうか。
けれど、今だ残っている“ケモノ”等も、片手で足りる程度しか残っていない。
この数、この距離、一足あればきっと伊織は、ソイツ等の命を断てるだろう。
──だが、その前に。
──ドスっと、鈍い音がする。
『唖、?』
『名二、名二?』
『他ス毛テ、他ス毛テ……』
──残存している周囲の“ケモノ”の各急所に、見覚えのある矢が突き刺さる。
音もなければ、敵気や気配の類もない。見ていた伊織としても、少し肌がヒリ立つほどの練度を誇る暗殺。
そして、それを実践にて行える弓使いと言えば、伊織は一人しか知らない。
「流石は、涼音だな。もし、私がソレを受けていたら、気付かない間に死んでいただろうな」
「……それは言い過ぎです、魔法少女グレイ。貴女なら、ボクの暗殺なんてごく簡単に対処できる筈です」
「それは、私を買い被り過ぎなんじゃないか? 私なんて、
「……流石にそれは、無理があると思います」
そう、ジト目で涼音は伊織の事を見て来るのだが、これはしょうがない話だ。
とはいえ、涼音からしてみれば、まったく関係のない話でもある。しかして、ある程度の伊織の事情を知っているところから、無関係と言い張るには流石に無理があるだろう。
と、そんな感じに軽口をたたき合っているが、今だ伊織と涼音の緊張が断たれた訳ではない。
最悪、彼女等が取りこぼした“ケモノ”がまだ残っている可能性を考えると、それは無理な話。そもそも、この辺りは奴等の巣穴付近なので、緊張を落ち着かせるのならまだしも、休めるのは根本的に無理な話だ。
「っと、涼音じゃなくて、魔法少女アーチャーと言うべきだったな。すまなかった」
「別に問題はないと思いますよ。ただまぁ、
「了ぅ解ぃ。……あ~、疲れた」
そう、伊織と涼音の二人で、“ケモノ”が数千体ほど出現した巣穴を攻略しに行くのではない。それは流石に、無茶無謀の話だ。
それ故に選抜されたのが、後続の攻略部隊であり。
──伊織と涼音が、態々こうして付近の“ケモノ”の掃討を行った理由である。
♢♦♢♦♢
【真子島北部戦線にて──】
「──さて、そろそろ
今だ、大規模な
血霧と硝煙の匂いが、鼻の奥を嫌というほど刺激する。
「……」
魔法少女ニカイドーは、戦場に立っていた。
一見して、何もしていないと思うかもしれないが、実際は違う。ただ、ボーっとしている訳ではないのだ。
「お。ようやく巣穴周辺の“ケモノ”の掃討が終わりましたねー。時間少し前で良かったですー」
──唐突に。
まるで、会話や出来事を丸ごとくり抜いたように、魔法少女ニカイドーはそう告げた。ボーっとして何考えているか分からない彼女であるが、きっと純然たる事実なのだと自信満々気に。
魔法少女ニカイドーの《マホウ》は、気配感知にも似た識別能力だ。
正直言って、何の役に立ちそうもないもの。実際、当時の他の魔法少女からは、使えないだとか散々言われていたし、魔法少ニカイドー自身もその通りだと思っていた。
だって、そうでしょう。
ただ少しだけ、少しだけ魔法少女ニカイドーでも理解不能な、頑張った結果なのだろうか。
……胡散臭いけど。
そして、そんな魔法少女ニカイドーは、ポケットに手を差し込むと、そこから黒い何かを取り出した。
そうそれは、通信機だ。
かなり交信範囲が広く、電池も長持ち。その上に恐ろしいほどに頑丈と、特殊な家庭ならば一家に一台は欲しい通信機と言えよう。
「えーっ。巣穴周辺の掃除が終わったそうなので、そろそろ
『あぁ。ニカイドー、君か。……少しは、その、何だァ。語尾を長く伸ばすのは止めた方がいいと、拙は思うぞ。馬鹿に見えるから』
「大丈夫ですよー。全教科赤点な私からすれば、十分馬鹿ですからー」
『……どうだかなァ。少なくとも、その北部戦線の殆どを現地指揮をしている君に、自身は馬鹿だと誰も言われたくないと思うぞ』
魔法少女ニカイドーが手にしている通信機のスピーカーから聞こえるは、恐らく二十代頃と思われる女性の声だった。
彼女の名は、──“魔法少女デスガン” 。
そして、彼女と同じく突撃部隊所属の
それ等が、先に巣穴周辺を制圧している伊織たちに続く後続である。
とはいえ、果たして
ぱっと思い付くものがあるとするならば、それは魔法少女の《マホウ》である。
しかし、魔法少女デスガンの《マホウ》は部隊の運搬が出来るようなものではないし、ましてや魔法少女コーメイに二つ目の《マホウ》がある訳でもない。
──けれども、確かに此処に、それを行う
「と言う訳で、
『あぁ。分かっているさァ。此方から、他のメンバーにも伝えておくから、……あとは頼むぞ』
「一体誰に言ってんですかー? 私ですよ、わ・た・し。──失敗する訳がないじゃないですか」
そう言って、魔法少女ニカイドーは通信機を切った。
その彼女の表情は、何処か自信に満ちたものだった。
いやそれは、決して自信の類ではないだろう。何せ、魔法少女コーメイは、彼女自身に才能がない事を知っているからだ。
だから、これから当の魔法少女ニカイドーが行う事も、一か八かの大博打ではなく、出来ると信じられる確信。
──故に、これから起こる事も当然のもの。
「──三国、我此処に居ずる。」
「──描くは、今昔無双の奇計。」
「──さぁさぁ我が計略、御覧じろ!」
「──心象之顕像、“軍法盤戦、語るに及ばず”」
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