難しいですねえ。
さくらさんのエッセイを読んでいると、社会的に自動的に割り当てられる・期待される性役割が嫌なんだろうなあ、と思います。多分、ずっとそうだったんだけれども、ご結婚されて「お父さん」を期待されるようになってきて、それが明確になったのかな……という印象を持っています。
日本は女性の地位が低い分、男性の役割期待も高いので、男も女も辛い気がします。医療上の理由などで本当に必要なとき以外は、どっちでもいいことになればいいですよね。
作者からの返信
イカワさん
コメントありがとうございます。
確かに、子供の存在は大きく影響しました。それまでは曖昧なままでよかった自分が、父という役割を持つことになり、父としての自覚も持てないまま、子と妻にとっての良い父親像を無理やり追わされることになった気がします。
今では、家族の役割は受け入れていると思うのですが、子どもが大病を患ったときに、父親に周囲から求められることに対して精神的にかなり追い詰められたと記憶しています。
おっしゃる通り、もっと性差が縮んでいって欲しいですね。
世の中には、昔からの慣例にはめておかないと、失敗したときに後ろ指を差されるのが嫌だったりして、チャレンジ出来なかったり、自分の素直な感情に従えなかったりする人は、少なくないかなと。
さくらさんのいる学校は、きっと、さくらさんのお陰で、前向きに失敗を恐れずに、自分らしく生きることを望む人たちに、山盛りの光を与えているのかも。
きっとそれは、若い学生らの人生を豊かにすると思います。
難しいことも多いと思いますけど、さくらさんが、難しい立場にあることは、誰もが認識しているわけですから、さくらさんが笑顔で幸せにしていることが、皆の心を豊かにしてくれると思います。
さくらさんのお話を読むたび、誰よりも敏感に空気をキャッチできる才能を持って生まれた人の悩みは深いなと感じています。
私も少し似たところありますけど、他人とは外見も行動も思想も違うことが、私の存在理由なのかなと思えるようになってきました。
ありがとうございます(^^)
作者からの返信
yukimoomooさん
温かいお言葉、ありがとうございます。
私の姿が、誰かの勇気になっていればいいな、と考えながら、それが自分への励ましにもなっていると感じています。
日々、他人と比べてしまったり、自分の中の「男」の要素(外見だったりそれ以外だったり)を垣間見てしまい、気分が沈むこともありますが、ジェンダーに対して寛容であったりする勤務校の文化の中で、私が教師として伝えられることを続けていきたいと思います。
私も、自身の存在理由を見いだせるようになりたいです。
何度も励ましのコメントをいただき、ありがとうございました。