episode31 緑の牛

 お爺様の趣味部屋に戻りその後も色々と自慢されたがそのほとんどはこの世界では役に立たない物ばかりだった。


「さて、ではこれから直子は諸国を周るのじゃな?」


 趣味部屋で散々自慢話しを聞かされた後はお茶をしながら今後について話しをする事になった。

 個室に通され皆そこでソファーに座りくつろいでいる。個室と言ってもかなり広く少し落ち着かない位だ。


「そうですね、この神の都が開国する事とナオちゃんが新しい女王になる事を周知させるために行ってもらいます」


 イヴァ姉様がいつになく真剣な口調で言った。


「開国と言っても今までも来る物を拒んでいた訳ではなかったのですが皆さんこのこの国まで来れなかっただけですけどそれが長く続き幻の都とまで言われ存在自体も認識されていませんでしたからね」


「そこじゃ、開国を宣言しても来れなければ同じじゃないかの?」


 確かにその通りだ、私達はセっちゃんに連れて来てもらったので来れたけど本来は屈強な魔物が居る森を抜けて来ないと来れないからそれをどうするのか…


「そこは、ナオちゃんにお任せです!」


 そう、私に任せておけば… ってなんで?


「え、私ですか⁈」


「ナオちゃんなら大丈夫!」


 イヴァ姉様が私なら何とかできる、という目で見ている。


「直子さん私の夫、あの人は言ってました。この国を開国できるのは自分と同じ異能の力を持っている者だろうと」


「ええ、父様はいつも言ってました。自分は国を作る事は出来ても開国する事は難しいだろうとでもいつかそれが出来る者が必ず来ると」


「いや〜 まさか本当に来るとはのう」


 みんながこちらを見る。

 私にそんな力があるか分からないのに信じて疑わない目だ。余程この国を作ったご先祖様の事を信頼していたのね。


(ハクちゃん、本当に私にそんな事が出来ると思う?)


(もちろん可能です)


(そ、そうなの?)


(主はこれから他の国との架け橋となります)


(でもこの森をどうするか…)


(それは心配いりません、主は命じれば良いのです。その為に我々がいるのですから)


(…そっか〜 ハクちゃんやケンちゃん、カーシャが居るなら何とかできるのかな)


(お任せ下さい)


 なんて頼もしい。


「私に何が出来るかわかりませんがこの国の人達が幸せになれるようやってみますね」


「よう言うた!それでこそ女王じゃ」


 はっきり言って自分じゃ何も出来ないけどみんなが居れば何とかなると思えて来た。


「それで最初に行く国ですが、せっかくここにサリー王女が居られるのですから王国へ行ってもらうのはどうでしょう?」


 イヴァ姉様がサリーを見ながら言った。


「はい!もちろん大歓迎です」


 サリーが居る王国なら最初に行く国としていいよね。


「サリーの国を見るの楽しみね」


「色々とご案内しますよ」


「それではこの事を国に連絡したいと思います」


 そっか、いきなり行っても向こうも困るよね。


「連絡ならこいつを使うといいぞ」


 セっちゃんがそう言うと青い小さな魔法陣が現れその中からパタパタと羽のある猫が現れた。

 全身が青く銀色の目をしていた。


「こいつは俺の眷属のパピーだ、飛ぶのが得意でな。連絡はこいつに任せるといいぜ」


「セっちゃん様、ありがとうございます。早速書簡を書いてお渡ししますね」


「と、ときにそのパピー様を触ってもよろしいでしょうか?」


「にゃー」


 澄んだ可愛い声でパピーが鳴いた。


「はっは、そうか。しかしハンパないから覚悟して行けよ」


「うにゃ〜」


 パピーは人の言葉は話せないようだ。


「ぱ、パピー様は何と?」


 サリーが心配そうに聞く。


「ああ、サリーの事を気に入ったとよ。よかったな」


「そうですかありがとうございます」


「セっちゃん覚悟ってのは?」


「ん?ああ、サリーのお触りはハンパねえからな行くなら覚悟しろと言ったんだよ」


「ヴャー!」


 サリーがすでにモフリ倒していた。


「ほらな?」


「本当ね、サリー手加減してあげて…」


 散々モフった後にサリーは村で待っている次女宛に手紙を書いてパピーに渡した。


「直接王国に連絡するかと思った」


 少し気まずそうにサリーが答える。


「王国では色々ありますからね、確実に王へ届く様にしないといけませんから…」


 サリーは第三王女だと言っていたから王族特有のしがらみがあるのだろう。


 無事に国交が結べれば良いのだけど…


 パピーは受け取った手紙を空間の裂け目みたいな所に押し込んでいた。その仕草が何とも言えず可愛いかった。

 サリーはまたモフりたくなるのを必死に我慢している様子だった。


 シュタッ!


「にゃー!」


 準備ができたのかセっちゃんに向かって敬礼をしながら鳴いた。


「おう、気をつけて行ってこいや」


「にゃ!」


 そう鳴くと窓の方にパタパタと飛んで行く。

 開けられた窓の淵に一旦降りると体を名一杯縮こませた。そして一気に外へ飛び出した。


 ヒュッ!


 あっという間に目の前から居なくなってしまった。


「本当に早いのね、全然見えなかった」


「ああ、あいつは俺でも追いつかないからな。しかも速度が安定したら見え難くなるんだ、誰もあいつを止められないだろうよ」


「すごいですね!帰って来たらいっぱい褒めてあげなきゃですね!」


 そこはちゃんと休ませてあげてね…


 その後はソニンさんと王国に向かう準備をした。

 ソニンさんもパピーと同じ様な空間にどんどん荷物を放り込んでいた。

 まあ、私もハクちゃんが同じ様な事できるからほぼ手ぶらだ。サリーの荷物も入れてあげる。


「おう、パピーが戻って来たぜ」


「え、もう?」


 窓から飛んで行ってからまだわずかな時間しか経っていない。


「だから言ったろ、早いんだよ」


 ドヤ顔をするセっちゃん。


「ちゃんと手紙は次女に渡せたようだな」


「ありがとうございます」


 サリーが深く頭を下げる。


「パピー様はどちらに?」


「ああ、今は亜空間に戻って休んでるよ」


「そうですか… 後程お礼を言わせて下さいね」


「ああ、嬢ちゃん達が出るまでには挨拶させるさ」


「ぜひ!」


「手加減してくれよ?」


 サリーは何を言っているのか分からないという表情をした。


「あっと、次女からこれを預かったらしい」


 セっちゃんはサリーに一通の手紙を渡した。


「ありがとうございます」


 サリーは手紙を受け取ると内容を確認した。


「直ぐに王国に使いを出し王へ私の手紙を渡すそうです。我々は王国に入るのではなく近くの村で待機してほしいと」


「まあ、姉さんはともかく嬢ちゃんは顔が知れてるからな王国に入れば混乱するだろうぜ」


 近くの村で準備が出来るまで待つのね。


「そう言えばセっちゃんも行くの?」


「ああん!何で俺が留守番しなきゃならんのだ?」


 行くのね…


「一緒に来てくれれば助かるわ」


「おう、任せろ!」


「でも…犬の姿でいくのよね?」


「ああ、人化で人の姿になっても一目で人族ではないのはわかるからな。犬の方がバレにくい」


 セっちゃんの人化は一見見れば人だが肌が異常なまでに白く怪しさがものすごい。


「そうね、街中は犬の方がいいだろうけど…」


 サリーを見た。


「王との謁見は人の姿が良いですね、さすがに神の都から来られた方が犬の姿だと話し難いかもしれません」


 話し難いと言う問題じゃないとと思いますよサリーさん…


「そうかよ〜 俺のかっこいい姿を王様に見てもらいたかったんだがな」


「謁見が終われば大丈夫ですよ」


「おお、なら毛を整えておかないとな!」


 猫の親玉みたいな本体してて本当に犬の姿が好きなのね。


 その日は準備を終えて明日の出発に備えた。


 次の日の朝。


「それではお爺様、お母様、イヴァ姉様、行ってまいります」


「気をつけて行ってくるのじゃぞ」


「ソニンお二人をお願いしますね」


「お任せください」


「ナオちゃん、帰って来たら王国の様子を聞かせてね」


 イヴァ姉様も一緒に行ければよかったけどね。


「はい、楽しみにしてて下さいね」


「それでは、サリー殿。王国への仲介、よろしく頼みましたぞ!」


「はい、必ず神の都と国交を成し得るよう尽力してまいります」


「おら〜 さっさと行こうぜ〜」


 本来の姿になったセっちゃんが我慢しきれずに言った。


「全くあやつは相変わらずじゃ」


「王国の猫はどんな子がいるかにゃ〜」


 大福はすでにセっちゃんの上に乗って待っていた。


「大福よビアンカから伝言じゃ、しっかりやってこい!と言っておったぞ。後、土産も忘れるなよじゃと」


「は、はいにゃ!」


 猫背を真っ直ぐに伸ばして大福は答えた。


「では行ってきます」


 サリーとソニン、そして私の三人はセっちゃんが作った階段から背に上がった。


「よっしゃ!そんじゃサクっと行くぜ」


 セっちゃんは階段を消してゆっくり空に上がって行く。

 下を見るとみんなが手を振っていた。

 神龍の城はみるみる小さくなって行く。その後ろには壮大な霊山が太陽の照らされキラキラしていた。


「まずは来た時の村でいいんだよな?」


「はい、村長にも挨拶しないといけないですからお願いします」


 そうか、サリーは村で働いていたっけ。

 王国に帰るなら挨拶しないとね。


「飛ばすぜ!」


「あ!」


「な、何だよ…」


「セっちゃんの服の材料忘れてた」


「… おお!そう言えば頼んでたな!王様に会うにはちょうどいいぜ。サクッと狩るか」


「ファントムバッファローでしたっけ?」


 カルムン村の仕立て屋ジェントルにセっちゃんの服を仕立ててもらう約束をしていた。その材料を森に入るついでに狩って行くのだ。


「ああ、あいつだったな…」


 急にやる気の無くなるせっちゃん。


「何よ服欲しくないの?」


「いや、服は欲しいがあの牛はめんどくさいんだよ」


「そういやそんな事言ってたわね」


 もう一度ハクちゃんに情報を見せてもらう。


【ファントムバッファロー】

  〔神淵の森中腹付近に生息する実態を持たない牛〕

  〔その体は魔力によりアストラルボディへ変質し実態の

   無い状態になる事ができる〕

   穏やかな性格だが実態を見られると怒って襲ってくる

  〔実態の時は魔法無効〕

  〔アストラルボディの時は物理無効〕


 確かに厄介そうだ。


「あの牛、頻繁に変幻しやがるから嫌なんだよ」


「私が狩りましょうか?」


 ソニンさんが暗殺者のような目で言った。


「サリー姉様とカーシャがやるのー!」


 サリーの腕に付いていた桃色の盾、カーシャが声を上げた。


「サリーが?」


「そうなのー、サリーお姉ちゃんなら簡単なの」


「ちょっと、カーシャ突然何言うの?」


 サリーも慌てている。

 サリーは王族と言っても普通の人間のはずだ。この森の魔獣を一人で倒せるとは思えない。


「そうよカーシャ、危ないよ?」


「カーシャと一緒なら簡単なの」


 どう言う事?


「ああ、もしかしてカーシャあれをやるの?」


「そうなの!サリーお姉ちゃんの魔法とカーシャの攻撃を一緒にやるの」


 サリー、魔力が多いと思ったけど攻撃魔法も使えるのね。


「サリー攻撃魔法使えるの?」


「ええ、一応子供の頃から鍛錬はしているので…」


 おお、攻撃魔法!ぜひ見てみたい。


「ハクちゃんとケンちゃんはどう思う?」


「サリー殿とカーシャは連携を練習しておりましたから大丈夫と思いますぞ」


「主、二人の能力は以前に比べて飛躍的に上がっています。実践をやっておいた方が良いでしょう」


 二人がそう言うなら大丈夫なのだろう。それにしてもいつの間に訓練していたのだろう。


「ソニンなら楽勝だろうが嬢ちゃん達の鍛錬になるならいんじゃねえか?」


「そうね、でも無理はしないでね」


「はい!」


「はいなの!」


「お、あそこにいるぜ」


 え、どこ?分からない…


 キョロキョロしているとサリーが先に見つけた。


「あ、あそこです直子さん」


 サリーは指を指す先を見ると緑色の塊がゆっくり動いている。


「緑色なの?」


「そうですね、すごい臆病な牛で見つからないように周りの色に近くなるらしいですよ」


 緑の牛は初めて見た…


「じゃあ行って来ますね」


 キラキラした笑顔でセっちゃんからサリーが飛び降りた。


 え、この高さから!


 10階建以上の高さがある、普通なら確実に怪我か死んでしまう高さだ。


 サリーは落ちながらカーシャを鎧化して身に纏った。そして何事も無くしゅたっと地上に着地する。


「サリー凄くない?この高さから降りて何事もないなんて」


「カーシャが補助してますからのう」


 どうやら心配したのは私だけだったらしい。


「すごいねあの二人」


「何をおっしゃいますか、主殿なら落下くらいでは階段を降りるようなものでしょう」


「いやいや、そんな事ないでしょ⁉︎」


「いえ、現在の主はこの世界の人族に比較するとかなりの超人になります。膨大な魔力により色々強化されています」


 色々って…


「姉さんも十分に化け物だな〜 ガッハッハ!」


 化け物ってこいつは…


「イタタッ!毛を毟るなよ!」


「お、やる見たいだぜ」


 見事に着地を決めたサリーは一直線にファントムバッファローの向かって行った。


「そう言えばサリーって武器持ってないよね?」


「そういやそうだな…」


「どうすんのよ⁈」


「何とか何じゃねえか?」


 よく見ると盾の様な物を左手に持っている。

 桃色の小柄の盾だ。

 カーシャの本体だろうか?


 ファントムバッファローもサリーに気がつきサリーに向かって突進して来た。そして体が淡く光りゆらゆらとした半透明になっていった。


「あれがアストラルボディなの?」


「ああ、サリーの魔力を感知したんだろうな。あの姿だと魔法は通らねえ、核を物理攻撃で破壊するしか倒せねえな」


「大気を分け開け、ウィンドウスラッシュ!」


 ヒュバッ!


 サリーが構わず風の刃を飛ばした。


「おお、あれが魔法なのね!」


 しかし風の刃はファントムバッファローの体をすり抜けて行く。

 そう思った瞬間。


 ガキィーン!


「グモォー!」


 ファントムバッファローの核をカーシャの盾先が見事に貫いていた。

 いつのまにかサリーの手元からカーシャは居なくなっている。


「え、カーシャいつの間に?」


「ほう、カーシャやりますのう。いつのまにか瞬間移動を覚えたようですな」


 カーシャもすごいな。


 サリーがこちらに手を振っている。

 セっちゃんが近くに降りて行く。


「サリーすごかったね、あっという間だ」


「カーシャのおかげですね!」


「頑張ったの!」


 しかし瞬間移動か、もう何でもありね…


 仕留めたファントムバッファローは実態に戻って横たわっている。


「それじゃこれ回収するね、ハクちゃんお願い」


 ハクちゃんが異空間へ丸ごと吸い込んだ。


「主、中で解体しておきますか?」


「いえ、どんなふうに素材が必要なのか分からないからそのまま渡してしまいましょう」


「了解しました」


「それじゃ村に行くか!」


 一同はまたセっちゃんに乗り移動を始めた。

 見える景色がすごく早く流れる。


 お爺様もセっちゃんに乗れば車なんかに乗らなくてもいいのにね…


 そんな事を思っていたらもう村が見えて来た。

 村長宅の門前に誰かが立ってこちらを見ていた。


「セっちゃんあそこの人が立ってる所に行ってくれる?」


「おう!」


 近づくと村長親子とメイドがいた。

 サリーの次女メリーさんだ。

 音もなく村長宅前に舞い降りる。


「お待ちしておりました。サリー様」


 村長親子が駆け寄り挨拶をする。


 あれ?サリー様?

 村長達はサリーが王女と知らなかったと思ったけど。


「メリー様からサリー様の事をお聞きしました。この度は重ね重ねの無礼、申し訳ありません」


 村長と息子も一緒に深々とお辞儀をする。


「村長さん、身分を隠していたのはこちらですから構いませんよ」


「あ、ありがとうございます!」


「サリー様、そちらの方は?」


 メリーさんがメイド姿のソニンを見て言った。


「こちらは神の都で神龍様のお世話されているメイド長のソニンさんです」


「神龍様ですか!」


 村長親子も一緒に驚く。


「今回、直子さんが諸国を周る為に一緒に来てくださいました」


「直子さんがですか?」


 村長の息子ボーゲルが不思議そうに聞いて来た。

 私の事はメリーさんも手紙で知っているはずだけど村長には話していないようだ。


「ふっふ〜 直子さんは神の都の次期女王様なのです!」


 何故かすごいドヤ顔をするサリー。


「な、何と!!」


 ホーゲルは倒れそうな勢いで驚いている。

 村長に至っては青ざめて今にも意識を失いそうだ。

 次期女王を襲ったのだしかも未開の地、神の都の女王となれば取り返しのつかない事態である。


「だ、大丈夫ですよ。あの時はこちらの素性も明かしていませんでしたか。セーフです!」


 素性も何もあの時は私もまさか女王になるなんて思ってもいなかったからね…


「セーフ?」


 サリーが何を言っているのか分からないと言う顔をしている。


「いや、問題ないという意味です。今までと同じように接して下さい」


「寛大なお言葉、ありがたき幸せ!」


 いや、普通に話してよ…


「普通は王族に対してはこのような感じですよ、直子さんも慣れないとですね」


 王族と言ってもこの前までしがないプランナーだったのに異世界に来て女王とか頭が付いていかない。


「いやーそれにしても只者ではないと思っておりましたがまさか女王様とは!」


「いえいえ、普通の人ですから」


「何をおっしゃいますか、気合いだけで私の部屋の窓割るなんて誰にもできませんぞ」


 あーそんな事もあったわね…


「その節は申し訳ございません」


「いや、我らを助けて頂き感謝しかございません!」


 村長さん随分明るくなったな。

 息子さんも嬉しそう。


「サリー様、そろそろ…」


 メリーさんがサリーに告げる。


「そうですね、この後も挨拶をしなければならない所がありますので直子さんそろそろ行きましょう」


「そうだね、村長さん達もお元気で」


「は、息子とともにこの村を盛り上げて参ります。ぜひまたお越し下さい!」


 そう言って村長宅を離れた。

 その後は村に行きサリーがお世話になった食堂などを尋ねた。素性は混乱を招くので伏せておいた。


 さて、あまり気が進まないけどセっちゃんの服を作りにあそこに行くか…


 ◆   ◇   ◇   ◇   ◆


 私は主、堅譲直子様を守護する盾。

 主からはハクちゃんという名を頂いた。

 私の事を色々と紹介したいところだが色々とあるので今回はここまで。



(直子) え… もう終わり⁉︎ ハクちゃん⁉︎

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