婚約者に心無い暴言を吐かれるも都度自身の欠落箇所と受け止め、それを凌駕する程の教育を受け、努力を惜しまず自らを高めた結果、彼が足元にも及ばぬ完全無敵な淑女と変貌を遂げるも、彼からすれば家族の家格からも傲慢さが変わらず、彼女の人格が自分を凌駕した立場を理解出来ず、仕舞いには彼の親から見放されるという、自ら招いた失態を悔やむという、滑稽な作品ではありますが、やはり真摯であれと、思い知らされました。ヒロインを支える父親の娘を想う親心にも感動しました。