Now who ya gonna call?
「しかし湿気た連中やなホンマ」
「ほんまですね! こりゃあウチらが相手するまでもありまへんね、
腕組みして、ここ関東のヤビツっちゅー峠で地元の走り屋を観察してはる
せやせや、自己紹介がまだやったね。ウチはケセラ! ケッセラッセラ~のケセラやで。
関西はソルダーストアーハウスシティから来たモト
「この峠で一番速いのはあいつやな」
世の中の殆どのモト
「初めまして、こんにちは。私、麗子って言います。こっちは私の相棒の蓮浦」
なんやのんこの子ら? ウチらにそないな挨拶は不要やで。出会って5秒で
「ハ、ハジメマシテ。わ、ぼぼぼ、ぼく秀吉いいます。最近親の都合でこっちに越してきましてん」
うっわーっぅ! アカン!
ウチがしっかりせーへんとあかんやん。
「ウチはケセラや! 今からアンタらを負かすモト
「ボッボッボッ」
「やっと追いついたよ麗子」
ん? なんや、この男は。こいつ男連れかいな。
「あれ? この人たちは? 麗子の知り合い?」
「秀吉くん。今会ったばかりだよ〜」
「ダーッ、あんたらどない呑気やねんっ! 勝負するんかせーへんのか?
ウチと勝負するつもりがあらへんのやったらとっとと帰りぃ! どないすんねん?」
「誰? 蓮浦ちゃん」
「ケセラちゃんだって。ほらK社の」
「あー。K社の……」
「ダーぁほっ! K重工や、K・じゅ・う・こ・うっ!」
「そんでそのパセラちゃんがどうしたの?」
「アホかーいっ! パセラちゃうわ、ケセラや、ケ・セ・ラっ! ほなみんなで仲良ぉーカラオケでも行こかって、なんでやねん! んでコラボメニューもぼり過ぎなんじゃい!」
「ごめんパセラちゃん、ちょっと何言ってるかわかんない」
「だ・か・らっ! 一体誰を呼んどんねん! ケセラやケセラ! もうえーわ、あんたら二人ともいてもうたるわっ! 勝負じゃボケぇ」
「いいわよっ! じゃあ勝負の方法は私が決めるわね。勝負はゼロ
あっちゃー、直線勝負かいな。やってもうた! しかも一瞬白いモト
「……まぁええわい。ほなやろか」
ウチの合図でクラウチングスタートの姿勢をとって横並びになった三
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