KAC2022参加作品一気読み！ プラス！

７番目のお題は『出会いと別れ』ッ！

　KAC20227のお題が発表されましたね。７回からラストの１１回まではユーザーから集めた中から選ばれたお題となります。その第一弾のお題は『出会いと別れ』になりました！

　KAC2022 7回目お題　出会いと別れ　締切：3月21日 午前11:59

　https://kakuyomu.jp/info/entry/kac2022_7

　これはかなり正攻法で攻めてきましたね。思いつきやすい人も多いかと思います。春は別れの季節でもあるので、そこに引っ掛けたのでしょう。応募作は、悲しい終わり方になったものが多くなるんじゃないかな？　どうかなあ？

　私もない頭をフル回転させて考えましたよ。まず一番最初にプロットが出来たのは当然『トリと一緒にお宝探し』でした。

　水の都でお宝探し

　https://kakuyomu.jp/works/16816927861692773112

　毎回出会いと別れがある作品、一期一会の話なので、どのように出会いと別れを強調したらいいのか考えました。そこで、２人と共に行動して最後は自己犠牲でお別れするパターンの話を書く事に。けれど、いざ執筆してみると文字数を意識しずぎてうまく描けなかったような気もします。いやはや、短編って難しいですね。

　お次は『魔法少女キリカ』ですね。こちらの出会いと別れは、定番の他の魔法少女に出会うパターンです。

　キリカに後輩が出来たホ！

　https://kakuyomu.jp/works/16816927861692874103

　やはり違うキャラなので、差別化は意識しましたねえ。そこで出した結論が戦闘スタイル。後輩の宝生ユカリは肉弾戦特化型の魔法少女です。つまりはプリキュア。当然むっちゃ強くて、普通のバエンナーはワンパンで沈めます。後輩のくせに強いなおい。多分修行前のキリカより強いです。基礎が出来ているってこう言う事っスかね。

　この話での別れは、期間が済んだから別れると言うそれだけのアレです。何か悲しい展開って描けませんよね。私がヘタレなだけなのかしら？

　ラストの単独短編は変化球な作品です。普通の出会いと別れの話を書きたくなかったんですよ。おかげで、かなりユニークなものになりました。

　いとしのラジ子

　捨てられていたラジオの正体は

　https://kakuyomu.jp/works/16816927861698402907

　ここで主人公のタカシが出会うのはラジオ。しかも、宇宙から来た存在が宿ったラジオです。トランスフォーマーみたいなやつ。タカシは、そのラジオにラジ子と言う名前を付けました。

　タカシとラジ子は交流を重ねて仲良くなっていくのですが、ある日突然の別れがやってくる――って感じの話ですね。

　この話もねえ、出会いはともかく別れがうまく演出出来ませんでしたわ。基本的に別れを書くのが苦手なんです。やっぱキャラに悲しい思いをさせたくないじゃん？　キツい話は苦手なんスよ～。

　永遠の別れを書いても良かったんですけどね。でもそれはこの話には合わないかなと思ってしまったんです。難しいっすなあ。

　それと、構成的に最後が雑になっていますね。最初にのんびり書いていたら残り文字数が足りなくなってどんどん描写を削っていきました。初期の無駄描写を省いて調整したらいいのですが、どれも削れなくて……。精進せねば。

　まそんな感じで、今回の作品はどれもお題を１００％活かす物語にはならなかったような気がします。次回はもっとお題に沿った物語を書くぞ！　……書けたらいいなあ（遠い目）。