恋愛体験2

「しゅーうたっ!おはよ!」

いつも通り学校に行く前、羽太の家の前へ行った。

「ん、おはよ。行こ。」

「もーお!羽太は冷たいよねっ!、……」

「そう?。嫌い?」

「え?」

いつも聞いてこないようなことを聞いてきた。

麗星りほは俺のこと嫌い?」

「、!…/////」

私はすっかり昨日のことを忘れていた。

「羽太?…、」

「ん?」

「羽太のこと、す、好きだよ。」

「よかった。おれも麗星のこと好きだよ。」

「なんか、ドキドキしてる、、これが恋なのかな。、…/////」






そして、学校についた。

クラスの席につく。

「あれ、昨日なんか課題あったきがする、、なんだっけ、。」



「ねぇ!羽太?、、、」

廊下では小さな女の子と話していた。

あの子、だれ?かわいい。、羽太…


「ねぇ、羽太くん!この間貸してくれたやつ!超面白かった!ありがとう!」

「おぉ!だろ?え、誰が好き?」

「えっと、山野!すっごいかっこよかった!」

「あぁ〜!山野な、めっちゃいいよな!」

「え!羽太くんは?」

「俺か〜、朱華しゅかかな!ほんと、感動。」

「朱華ちゃんはほんとに感動だよねー!」


「あ!私移動教室だった!、やばっ!ごめんね!ばいばい!」

「おう!またな!」




その後は羽太に話しかけられなかった。

あの子が好きなのかな。、私なんてやっぱり私の恋愛体験のためだけに…

そう思った。

今日は羽太と帰りたくなかった。帰っているときになにを話していいかわからない。







「あ、麗星!」

「ごめん!羽太!一人で帰る!……、」

私は走ろうと足を踏み出した。

「おい。」

「え?、」

腕を掴まれた。

「休み時間、、」

「えっ!」

「ごめんな。気付いてて話しかけなくて。」

「うううん!大丈夫!… じゃあ私帰るね!」

そして私は走った。



その日の夜。スマホが鳴った。




ねぇねぇ。麗星、俺さ麗星が好きなんだよね。これは恋してみるって話すずっと前から。あの日麗星に話したのは全部俺からみた麗星の話。俺さ、振られるのが怖くて。したら丁度よく麗星が恋してみたいって。それなら後々麗星に好意を持ってもらえるかなって。ごめんね。いきなり。





「え?、羽太… そうだったんだ。」












「ねぇ羽太!」

「ん?」

「私、羽太のこと好きだよ」

「え?!、」

「付き合お!」

「うん、…え。あ、ありがとう。…」

「ふふっ。いつもありがとう。」

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恋愛の短編集 尊(みこと) @mikorintan

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