第36話 キリトの提案
気まずい雰囲気を、
「大丈夫だってば!私は
千春は、大丈夫だよと言わんばかりに微笑んで見せた。
「んで、
「ごめん、ちぃちゃん。今のところは……」
ちぃちゃんは、優しく微笑んでボクの頭を撫でてくれた。
そして、皆の顔をひとりひとり強い眼差しで見た。
「この中にいるDr.ペストとその共犯者……私はお前達を絶対に許さない!覚悟しておきなさい!……て、事で。じゃあ……またな、皆」
ちぃちゃんは、怒気が
そしてまた、
このままではいけない。
皆、そう思っていた。
「このままだと……何も始まらない。菜々花を信じるも信じないもそれぞれだが……とりあえず
キリちゃんの提案に、全員が賛成した。
「あっ!」
「悪りぃっ!今日バイトあるの忘れてたっ!日にちとか、場所決まったら連絡くれっ!じゃあな!」
そう言い残し、猛ダッシュで自転車に乗り、去って行った。
それを見たボク達は、張り詰めていた空気が少しだけ萎んだ。
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