神界ニュース速報 あの世とこの世と異世界

パンツの神様が誕生か

　窃盗の罪に問われクランから追放された神界公認勇者団をめぐる事件に新たな展開です。

　クランから追放され取り調べを受けていた職業神官の男性(41)は

「所属していたクランの男性剣士(53)の下着を約160枚あまりを盗んだ」

　と罪状については大筋で認める供述をしていた。

　しかし、神官の男は

「エロスの神に囁かれてやった。私には男の下着を盗む趣味はない」

　と、動機については否定し、神の関与を匂わす発言をしていた。

　これについて、神界特捜部が強制捜査に乗り出し、エロスの神が家宅捜索を受けていた。

　家宅捜査により、人間のものとみられる下着4万点ほど、それらを飾っていたショーケースなど80台が押収されたことが分かっている。

　また、「パンツを盗め」と人間界に向けたお告げの録音メッセージも発見されている。

　現在、エロスの神とは連絡がつかず、神界特捜部では逃走を図ったものとみて捜索している。

　エロスの神のお告げを受けた人間界の神官は今回の件に対し

「そんなにパンツが好きなら、パンツの神を名乗ってほしい。それはそれで需要があると思う」

　と、コメントし事件を見守る様子である。