第10話 春に会うのは誰?
長い髪が美しかった君は
春の陽気に誘われるように
肩を少し越えるくらいのセミロングにして
厚いコートを脱ぎ捨てて
パステルカラーの上着に代わった
春の風が
少し短くなった髪を吹き洗い
君の顔を鮮やかに表現させる
私は
この人を独り占めしても良いのかと
後ろめたくなる
春に会うのは
出会いがしらのときめき
新しい君が見える
どんなに年老いても
この人だけを愛し続けると
春の風に囁いてみた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます