氷の世界に束の間の太陽が現れる

大地を覆っていた氷が溶け始める頃

茶色い大地に僅かな苔の緑が見える

極北の世界で

彼は叫ぶ

なぁ

ペンギンが春を待ったらあかんの？

ペンギンは吹雪の中でじっと立ってなあかんの？

それって勝手な偏見ちゃうの？

ほなら聞くけど

ペンギンが空飛んだらあかんの？

翼に風呂敷を結んだら滑空くらいできるねんで

なぁなぁ

ペンギンがシングルモルト飲んだらあかんの？

ペンギンが煙草燻らせたらあかんの？

お刺身が好きなペンギンがおってもええんちゃうの？

ペンギンが喋ったらあかんの？

・・・・・・・・。

　マルセリーノ　拝

皆様

暖かくなると

たくさんの生命の芽生えと共に

脳内お花畑の人も出現し始めます

お気を付けくださいませ

　織風　拝

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい