芯がある
西「弟くんだ。やっほー」
弟「どうも。それではこの辺でお開きにしましょうか」
西「私、もしかして嫌われてる?」
弟「いえ。ただ同級生に『あいつもう先輩に手を出してやがる』みたいな畏怖の眼差しを向けられたので」
西「ああ、そういう」
弟「なので大学の敷地内は止めときましょう」
西「弟くんが嫌ならそうするよ。けどなぁ」
弟「露骨に何か言いたげですね」
西「別に勘違いさせたままでもよくない?」
弟「よくないです。何言ってんですか」
西「私はそういうの嫌だからさ。周りの視線を気にして自分を隠すのはストレスだし。まあ時と場合に依るんだけどね」
弟「随分としっかりした芯があるんですね」
西「君のお姉さんの彼女がそういう人だから影響受けちゃったんだよ」
弟「その件は未だにどう反応していいかわからないんで振らないでください」
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