K先輩

北「京先輩じゃないですか」

霜「おお、キタちゃん」

北「そんな間柄になった覚えはありませんが……この際そんな間柄になりますか?」

霜「君がいいならあたしはいいよ」

北「では京先輩ことK先輩、お尋ねしたいことがあるんですよ」

霜「あたしに答えられることならいいな」

北「実習ってどうでした?」

霜「実習……あーはい実習。覚えてるよ」

北「やはり不安がかなりあって。どんなことまで任せられるのかとか、気にするべきこととか、後学のために教えてください」

霜「なんだろうね。こう、手持ち無沙汰な時間とか平気?」

北「いつも人を待っていますから多少は」

霜「なら大丈夫だよ。あ、暇ってわけじゃなくて。手出しできないタイミングがあるからそこでどう動くべきは聞いた方がいいかも」

北「なるほど?」

霜「キタちゃんなら大丈夫だよ。真面目な子なら大丈夫大丈夫」

北「急に参考にならなくなりましたね」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る