彼女と同棲してみたら色んな意味でヤバかった〜男性編〜
オレの名前は、ワタル。
ずっと一人暮らしだったけどこの度、彼女
と同棲する事となった。
一人暮らしも意外と快適だったけど紗織と
いつも一緒なんて最高じゃないか。
楽しみだな。
同棲。
彼女の名前は、紗織。
彼女の私服はコンサバ系。
でも、部屋着はふわふわのモコモコでかわ
いい。
ヤバすぎる…
ギューなんてハグしようもんなら悶絶寸前
だ!
紗織は同棲するなり身の回りの事を積極的
にやってくれる。
食事の支度や、掃除まで。
今まで自分でやっていたから、大変さがよ
くわかる。
なのでとても、ありがたい。
でも、掃除とか雑なんだよなぁ…
掃除機ハジの方まで行き届いてないし、風
呂も気になる部分結構あるんだよなー。
料理も味付け濃いし。
服もしまわないやつあるし。
あれは、洗濯なのか?
また着るのか⁈
それはそれで、やばくないか…⁇
でも‼︎
とりあえず紗織を傷つけないように今は、
黙って見守ろう。
色々言うのもなんだし。
同棲って意外と辛抱だったりするんだな。
そう思っていたのだけれど紗織の怒り爆発。
なんでも、うんうんじゃなくて思ってる事
はっきり話してと言われてしまった…
ならば、いい機会なのかもしれない。
だから思っている事をはっきり話した。
掃除が雑とか、料理の味付けにまで…
少し言い過ぎたかな…
大丈夫かな。
次の日紗織は、風邪をひいた。
…昨日言い過ぎてストレスで風邪ひかせて
しまったのかもしれない…
ごめん。
紗織…
お詫びじゃないけどとりあえずおかゆを作
ってから会社に向かった。
紗織大丈夫かな…
おかゆ食べてくれたかな…
仕事が集中できないぞ…
そうだ。
今日は、身体に優しい鍋にしよう。
身体も温まるし野菜もたくさん取れるもん
な。
材料を買って家に帰った。
家に帰ると紗織は、少し元気になったみた
いだった。
ホッ。
よかった。
料理を作る間ずっと紗織は、オレを見てい
る…
どうした…?
紗織。
昨日言い過ぎたから、同棲解消したいって
言われるのか⁈
なんか言いたげだと思ってたら、今まで勝
手に張り切ってごめんなんて謝るじゃない
か。
彼女に反省させるなんてなんて不甲斐ない
男なんだ。
こんなんじゃダメだ。
なので、
これからは、家事分担を申し出た。
するとすんなり受け入れてくれる紗織。
はじめから分担しておけばよかったのかも
しれない。
意外といい感じだ。
というかかなり順調だ。
あと、紗織の口調が優しくなった。
以前は、
「〜じゃないじゃん‼︎」
とか、
「どうして〜してないわけ⁉︎」
なんて感じだったけど、今は
「〜してくれると助かるなぁ」
とか、
「今日〜してくれたんだね。助かる〜。あり
がとうね。」
なんてかわいい笑顔までおまけ付きだ。
可愛すぎてヤバいだろ!
家に帰るのがすごく楽しみだ。
早く紗織の笑顔が見たくてたまらない。
紗織〜。
オレたちは、たまに旅行に行ったりする。
紗織は、運転が苦手だから基本オレが運転
する。
苦手なのだから、それで別にいいとオレは
思っている。
しかし紗織は、
それを申し訳ないと思っているのか、旅行
から帰るとよく足のマッサージをしてくれ
る。
そんなに気を遣ってくれなくてもいいのだ
が。
ま、ありがたいけれども。
紗織が一生懸命マッサージをしてくれてい
ると、今度はどこに旅行行こうかななんて
またどこかに一緒に行きたくなる。
紗織が喜ぶと、オレも嬉しい。
なんだか心が落ち着く。
同棲したての頃は、これからどうなるかと
思っていたけれど、意外と話し合ってお互
い分かり合えればスムーズなもんだ。
一緒に生活するって事は、とっても大変な
事だけど、悪いことばかりでもない。
一人でいるときの倍楽しいこともある。
紗織には、ずっとそばにいて欲しい。
ずーっと。
こんな同棲生活もそろそろ一年が過ぎよう
としている。
よし‼︎
プロポーズをしよう。
断られたら、どうしようかと不安もあった
が見事、
紗織の返事は、オーケーだった。
よかった…。
しかし‼︎
これからまたいろんな壁にぶち当たる事だ
ろう。
でも‼︎
きちんと話し合ってこれからもお互い支え
あって行きたい。
黙ってたらわからないけど、きちんと向き
合えば、たいがいそうなんだってなるもん
だ。
何事も伝えたり伝えられたりだ。
だから、オレは思っている事をなるべく言
葉にして伝える。
「紗織好きだよ。」
「うん。私も大好き‼︎」
あぁ…
幸せだ。
これからも紗織の笑顔をたくさん増やして
行こう‼︎
そして、君をずっと守りたい。
同棲なんてするもんじゃない⁉︎ 猫の集会 @2066-
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