応援コメント

第6話―勇者とユウシャ―」への応援コメント


  • 編集済

     異世界ものの転生は、更に分類すると
    ・現地民に生まれ変わる「真なる転生」
    ・ある程度現地民の意識を乗っ取る「憑依」
     の二種類に大別できそうです。もっとも、最近は「真なる転生」の方が多いですね。

     2000年代後半からウェブ小説を見てきた身としましては、現在の「異世界転生・転移もの」は、ある種の二次創作の影響が色濃く出ていると感じます。オリジナルキャラが原作の世界に転生して活躍する。このようなお話が大手投稿サイトに氾濫していた時期があったのです。
     また、「死亡した魂が神様等によりまた新たな生を享ける」に近い内容は商業作品でも2点確認されます。それぞれ1999年(児童書)、2007年(ドラマ)発表ですので、2000年後半ごろに「原作転生・憑依」を考えた人物がこれらの影響を受けていた可能性もあるのでは? と思っておりますね。

    ……知っている内容・是非とも知っていただきたい内容だったので熱が入ってしまいました。詳細は拙創作論でもまとめております。

    追記:言うまでもない話ですが、「異世界転生」の転生と仏教的な意味合いでの転生は似て非なるモノですね。そもそも転生がある段階でその魂は「修行中」という事ですので。西遊記などでは罰により転生する・天人が下界に憧れて転生し妖怪化するとかそんな話が度々出てきております。

    作者からの返信

    憑依もの作品が疎いので勉強になります。普段なかなか二次創作を読まないので影響とは恥ずかしながら知りませんでした。
    まさかオリジナルキャラの原作にお邪魔するの氾濫された時期があったなんて。
    追記を返信をします。
    仏教と異世界ものの転生の概念や違いますよね確かに。
    とくに仏教での面白いのは六道に転生する教えがあり、いわゆる天国の天道があります。一部の作品では天国として描かれているものありますが本当は地獄です。六道の他より地獄が少ない三善道
    の1つに数えられています。
    どれだけ好きなことしても贅沢な時間を過ごしても満たされることないという地獄の世界。それを知っていれば異世界ものの作者さんも少しは天国を懐疑的になるのですがね。
    それなら地獄じゃない天国ないじゃん!と思われますが一応それに当てはまるのあります。
    仏界という四つ存在しており六道をまとめて十界(じっかい)と総称します。