二刀流もいいけど……

青キング(Aoking)

二刀流もいいけど……

 最初に断っておきますが、ファンではないので知識違いや誤記が多々あるかもしれまんせんがご了承ください。


 昨年、日本人メジャーリーガーの大谷翔平選手が打者と投手の両方で活躍する二刀流として話題になりました。



 世界トップクラスの舞台で引けを取らずに本塁打を量産する姿は実に華々しいものでした。


 そう、華々しいのです。


 ホームラン打ったり、豪速球投げたり大輪の花のように絢爛です。



 けれども、自分が推したいのはやっぱり――。


 黒田博樹。


 華々しさとは遠くとも、これほどに偉大な日本人メジャーリーガーはいないと思っています。

 大谷は凄い、イチローも凄い、野茂も凄い、ですがそれでも黒田選手を推す理由は、


 安定感。

 

 これに尽きます。


 メジャーリーグで戦った日本人の中で、黒田選手ほどに安定した成績を残した選手って聞いたことありません。

 

イチローは首位打者を獲っていますが、ベテランになってからは打率が低迷していましたし、野茂はノーヒットノーランを達成していますが、不調のシーズンはことごとく不調のままでした。

大谷翔平も昨年通りの成績が今年も残せるかとなると、いささか疑問です。


けれど黒田選手に至ってはメジャー在籍七年間を毎シーズン防御率3点台に収めています。

さらには毎シーズン20試合は先発登板しているという盤石さ。

これだけの安定感を誇りつつも、メジャーリーグで一度もタイトルの記録も残していないのです。

日本からアメリカの野球に慣れるだけでも大変なのに、きっちり仕事を果たす適応力の高さは大谷翔平以上です。



 1シーズンだけ良かろうと、次の年に不調では首脳陣の信頼は得られません。

 若い時にどれだけ輝いても、ベテランになってから成績を落としてしまったのでは若手に出番を奪われかねません。

 しかし黒田選手は、若い時よりもむしろベテランになってから完成された職人みたいな選手だと思ってます。

 30歳代後半から不調シーズンが一度もありませんからね。

 大谷翔平を怪物と称すなら、黒田博樹は鉄人と称せるかもしれません。

 引退した年でさえも、防御率3点台、10勝してますからね。常識で考えれば引退を考える成績ではありません。


 一応KACのお題なので黒田選手の凄さをカクヨムで例えると、


 毎年新作を上梓し、その新作が必ずランキング10位内に入る。みたいな感じでしょうか。


 文学界で例えると、


 毎年必ず賞のノミネート候補になる。みたいな感じでしょう。


 こうして例えてみると、黒田選手の安定感が抜群だったことがわかります。


 

 成れるものなら黒田選手みたいな衰え知らずの安定して結果を残せる作家になりたいものですね。

 華々しいだけが偉大じゃない、ということと、黒田選手の鉄人っぷり、が今回伝えたかった内容です。

 

もしも反論や賛同などありましたら、ぜひともコメントしてください。

 皆さんの意見を聞きたいですから。

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