第3話 洗脳

瞬きをした場所へと戻って行ったミツ子。

街の中心には綺麗に並んでいる人々がいた。

人数はかなり多い。

その大人数の目の前に立っている人も何人かいた。

ミツ子がその人を見た瞬間ゾッとした。


" この人達洗脳されている "


ミツ子はそんな感じがした。

大人数の目の前に立っている人は人々を洗脳しようとしていたのだ。

洗脳しようとしている人達は何人くらいだろうか。4人ほどいる。

リーダーの様な人が1人、ボディーガードの様な人が2人、そして顔がぐっちゃぐちゃのウサギの着ぐるみを着た人が1人だ。


街の中心に数人と少し離れた場所にミツ子1人。

こちらには気づいていないようだ。


怖くなったミツ子は近くにあった家へと逃げ込んだ。運良く鍵が空いていたのだ。


震えるミツ子。何の説明をしているのだろうと思えるリーダーの声と数名の掛け声。


ミツ子は気づいた。リーダーが1番怖いのではなく、ウサギの着ぐるみを着た人が1番怖くてヤバいことを…。

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