第78話 未確認惑星の岩石人間
#スタートレック #リンカーン #岩石人間 #エンタープライズ #カーク船長
主人公 カーク船長 脇役 リンカーン
印象に残ったセリフ
スラク「殺すより、話しあう方がより論理にかなっている」
カーク船長「しかしこの場合、その論理では解決できません」
スラク「戦いで問題は解決されるべきではない」
カーク船長「いまは船の運命がかかっている」
スタク「(逡巡、首を振り)わたしは何者をも傷つけたくない」
スポック「その信念は、彼の基本的人格を成すものです」
ストーリー
無人の惑星を観測中、突然エイブラハム・リンカーンが乗船許可を求めてくる。本物そっくりのリンカーンは、カークとスポックを地上に招待する。実は、ある生命体が善と悪の観念を知るための実験としてカークたちを戦わせようとする策略だった。エンタープライズを人質にとられたカークとスポックは仕方なく戦うことに。
感想(ネタバレ注意)
今回のエピソードの見どころは、
善と悪の対立を岩人間にしかけられるところでしょう。
スラクの自己犠牲と勇気は、
異星人のものとはいえ、感動的です。
単純に、善と悪といっても色んな面があります。
スタトレの場合、善は「平和を愛する心」で
悪は「権力を愛する心」ということになるんでしょうか。
相手の悪辣さにくらべて、
カーク船長たちは、あくまでも誠実にコトをあたろうと
がんばってます。
ちょっと気になったことがありました。
ウラを見たリンカーンが口走った
「可愛らしい黒人の女性」
というセリフです。
差別用語を使ったと謝罪しているところをみると、
ニグロとか言ったんじゃないかな。
ウラは、言葉の差別はない、みたいなことを言ってます。
スタートレックでは、差別用語という概念がなくなっているらしい。
ことば狩りというフレーズが、
90年代に流行ったことがあります。
ある言葉に関して禁止されるのは
表現の自由をおかすものだというわけ。
言葉がなくなれば、概念もなくなる。
コンピュータ言語に「コンパイル」という言葉がかつてありましたが
こんにち、コンパイルなんてだれもやらないし
わかる人は限られています。
コンパイルの概念も、なくなるかもしれません。
言葉が消えれば、差別も消えるかもしれない。
今回のエピソードのテーマと、この問題をからめてみると、
ある概念を主張するのに、力づくでなければ、
相手には通用しないという考え方が、
両方にあるような気がします。
かたや、武器を取って戦い、優劣を競う。
こなた、圧力をかけて思うことを出来なくさせる。
戦いは無意味だとスタトレは言います。
なのに、戦いのシーンがやたらとあります。
ドラマとして面白いからです。
スタトレの連邦社会には差別はない、と言います。
なのに黒人の宇宙船司令官は、
わたしの知る限りいません。
DS9は、あまり視聴率が取れてるように
思えない。
圧力をかけなければ、権利は手には入らないのが
現状なのです。
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