第76話 自由の惑星エデンを求めて
#スタートレック #セブリン博士 #惑星エデン #エンタープライズ #カーク船長
主人公 カーク船長 脇役 アダム
印象に残ったセリフ
スポック「科学が生み出したものに不安を感じるものは、ほかにもたくさんいます。
本能的な拒否反応ですね。すべて管理され、合理的にプログラム化された人間の社会、
それに対する生物としての本能的な嫌悪です。それで再び原始に帰り、楽園を求める」
ストーリー
エンタープライズは盗まれた宇宙船を追跡するが、船はオーバーヒートで爆発する。乗っていた人々をかろうじて収容するが、彼らは常軌を逸した科学者セブリンに先導されて伝説の惑星エデンを目指している”ヒッピー”たちだった。やがてセブリンが伝染病の保菌者であることが判明し、隔離したことから騒ぎが大きくなり……
感想(ネタバレ注意)
今回のエピソードの見どころは、
ヒッピーめいたアダムたちが
演奏会を開くところ、かな。
アダムの歌がうまいので、
わたしは聴き惚れてしまいました。
なんだかミュージカル形式なエピソードです。
スポックがこのヒッピーたちと心を通わせて
説得しようとするんですが
いちどは納得したような顔をしても
反抗心がやたらとある彼らのこと、
みんなの思惑をよそに、
惑星エデンへと向かうのでした。
指導しているセブリン博士は、
たいへん危険な病原体の保菌者で、
文明社会にいなければ
死んでしまうのです。
セブリン博士は、それを科学の呪いだと思い込み、
原始の惑星へ行けばなおる、
と思っているフシがある。
それにしても、ヒッピーたち。やたら歌がうまくて
感心します。
そして、そんなヒッピーたちのひとりに
「たらしこまれる」のが
カーク船長ではなく
なんとチェコフ!
レアな回だな。
ロシア人のチェコフにとって、
このヒッピーたちのありさまは
おどろきの種です。
無理もないと思います。
しかし、女の子に聞かれるままに
船のだいじなポイントを教えちゃうのは
軽はずみだったんじゃなかろうか。
昔の友だちだったとはいえ
向こうはすっかり、人が違ってる。
スポックとセブリン博士のやりとりも
なかなか面白かったです。
珍しく、カーク船長が
「小役人」扱いされてしまい、
スポックだけがセブリン博士を
説得できるということで、
その任にあたったわけですが、
スポックが、好意的にいろいろ言ってるのに、
つじつまの合わないことを言って
セブリン博士は、スポックの好意を拒絶します。
スポックとしては、残念だったでしょうね。
結局、不穏分子であるこのヒッピーたちに
振りまわされる乗組員。
いわゆる「エデン」を見つけるヒッピーたちでしたが
最後は、悲惨でしたね……
楽園を求めるのをやめるな、というスポック。
理想を求めるのをやめるな、ということでしょう。
理論だ理屈だと口にしつつも、
彼は優しいなと思います。
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