第70話 宇宙の精神病院
#スタートレック #精神病院 #イザール人のガース #エンタープライズ #カーク船長
主人公 カーク船長 脇役 イザール人のガース
印象に残ったセリフ
カーク船長「あなたは優秀な軍人だった。かつてはたしかに戦いの必要な時があり、
アナクサス星での勝利の記録は、候補生必読の書で、わたしも学生の時に胸おどらせて読んだことがある」
ガース「それが当然だ」
カーク船長「たしかに。だが今は事情が違う。艦隊の任務は平和の維持と人命救助だ」
ガース「平和だって? ニセ政治家の寝言だ」
カーク船長「全惑星が平和を望み、そして団結した。そのために努力し、現在の連邦が出来た。スポックとわたしが兄弟になれたのも、そのためだ」
ストーリー
惑星エルバ2に新薬を持って訪れたカークとスポック。訪れた先にいたのは、院長に化けたガースだった。ガースは宇宙を支配する妄想を抱き、エンタープライズを乗っ取ろうと、カークに変身したり、他の患者を手下にして攻撃を仕掛けてくる。
感想(ネタバレ注意)
今回のエピソードの見どころは、
精神異常におちいったガース船長と
カーク船長の対立でしょう。
ガース船長が、あの手この手で
カークを屈服させようとするところを、
粘り強く抵抗するカークがみものです。
ちょっとばかり、ふしぎに思ったことは、
この時代にあっても、精神異常の根本治療が
なされないという点。
薬で治療したことになってますが、
精神病の場合、定期的に薬を打ったり
飲んだりする必要があり、
根本治療には至りません。
ガース船長のように、支離滅裂な誇大妄想者の場合、
とくに定期的な治療をするための
手厚い支援が必要になると思われます。
しかし、その治療がされているとは考えにくい状況。
精神異常に関しては、ドラマ的に脚色されている部分がありますので、
事実と違うことも多々あります。
特にSFドラマですから、異常な状況がSF的にバイヤスがかかってる。
ガース船長がしたように、
自分の妻にした人を爆死させるなんて、
ほんとにあったらコワイです(滝汗)
たとえばほかに考えることとしては、
異常な行動をする人をすべてある施設に閉じ込めちゃったら
芸術活動をする人などは
問答無用に閉じ込められてしまうこと。
芸術家の多くは、多少の誇大妄想を抱いているものだと
なにかの本で書いてあった気がする(汗)
にしても、ガース船長は、かつての栄光がかすんでみえるほどの
変わりようです。
カーク船長の心中、お察しいたします。
(もともとカーク船長は、優しい人ですからね)。
今回は、カーク船長がニセ者のスポックにダマされ、
暗号を言いかけて思いとどまりました。
いつもこんなふうに、転送の時に暗号を決めてたら、
よその宇宙人にエンタープライズが乗っ取られたりしないのに。
今回だけどうしてこんなに手回しがいいんだ(汗)
院長先生のほか施設に人がいないのも変だったし、
ストーリー的にも、ちょっとばかり、アチコチ論理が飛びまくってた。
精神異常がテーマだからかな。
舐めてる。
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