第67話 惑星スカロスの高速人間
#スタートレック #高速人間 #惑星スカロス #エンタープライズ #カーク船長
主人公 カーク船長 脇役 ディーラ
印象に残ったセリフ
ディーラ「好きで起こしたわけじゃない、わたしたちの罪じゃないわ。これしか生き残る方法がないからやってるのよ。わたしたちの親もその前もずっとこうしてきたわ」
カーク「それで解決できたのか、今まで! 他の方法を試したのか。ディーラ、今すぐあの機械を取り外し破壊するように言うんだ。君たちのためにあらゆる援助をすると、約束する。他の惑星へ移住させてもいい。惑星連盟に呼び掛け、専門家に君たちの問題を解決させる。だから……」
ディーラ「ほかの方法も試したのよ。あなた方のレベルに戻る方法も。今まで2,3人の人がね。でもその人たちみんな死んだわ。わたしたちに出口はないの、今のあなたと同じように。あなたには悪いと思ってるわ、でも仕方ないのよ。これしか方法はないわ」
ストーリー
救難信号を発する惑星スカロスに上陸するが、住人は誰もいない。しかも調査班の一人が行方不明に。エンタープライズに戻ったカークもコーヒーを飲んだ直後突然姿を消してしまう。なんとカークは加速された次元に入りこみ、そこでスカロス人の女王に迎えられ、彼女の配偶者になるよう説得される。
感想(ネタバレ注意)
今回のエピソードの見どころは、カークとディーラの会話でしょう。
カークがエンタープライズに、事実を記録していると、
ディーラが現れて、惑星スカロスの真意を告げます。
考えてみると、スカロス人もきのどくなんです。
突然の天変地異で女性も男性も生殖能力を奪われてしまった。
だから、種の保存を他に頼るしかなかった。
近くを宇宙船がとおるたびに
救難信号で呼び寄せ、乗組員をつかまえる。
でもさ……
生殖能力がないのに、どうやって種の保存をするつもりなんだろう。
ほかの宇宙人の血がまじったら、
純粋のスカロス人なんていなくなるよね……
あとね、疑問なんですけど
なぜスカロス人は、エンタープライズの装置を
自由にあやつれるの?
転送装置なんて、わたしだったら絶対あつかえないのに
ディーラはやすやすと操作していた。
そして、転送装置が作動しないと言っている。
ふだんから使っている人みたいに。
このエンタープライズを動かすのに400名以上も必要なのに、
スカロス人たちはたった5人。
それでどうやって動かせるのか?
シナリオにムリがありそうです(笑)
それと、いつものように、カーク船長は
たらし能力で事件を解決していくようなフシが
ありました。
もちろん、最初はディーラが迫ってきたんだけど
その愛情を利用して、
情報をゲットしていくというシナリオは
話としてはご都合的だし、ちょっとばかり
あざとい気がします。
高速人間のアイデアそのものは、
古典SFではよくあるアイデアです。
サイボーグ009でも、島村ジョーは
高速人間でした。
そのアイデアを宇宙に持ってきたところが秀逸で、
ひとりのSFファンとしてはまんぞくです。
最後の最後まで、惑星連盟の助力を拒否するスカロス人。
がんこだけど、誇り高いんでしょうね。
たとえ滅亡するとしても、
他人の情けは借りないぞ、と思ってるらしい。
ちょっと今までの宇宙人たちとは
テイストが違っていて、
わたしとしては、驚かされてしまいました。
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