第65話 異次元空間に入ったカーク船長の危機!


#スタートレック #ソリア人 #異次元空間 #エンタープライズ #カーク船長


主人公 スポック  脇役 マッコイ

 

印象に残ったセリフ

チャーリー「船はすーっと消えちまった。船長を乗せたまま……」


ストーリー

消息を絶ったパトロール船デファイアントの救助に向かったエンタープライズ号。船は未知の空間で発見され、しかも乗組員はお互いを殺し合って全員死亡していた。しかもデファイアントは二つの次元を行き来しており、デファイアントはカークを乗せたまま異次元空間に入り込み消息を絶ってしまう。カークを救出しようと指揮をとるスポックだったが、その空域の領有を主張するソリア船に退却を勧告される。


感想(ネタバレ注意) 

異次元に放り出されたカーク船長。

彼の死は確実のものとなりました。


このエピソードの見どころは、

カーク船長の死をクルーに宣言したスポックに

マッコイがからんで、噛みつくところでしょう。

ふだんからスポックには、いろんな複雑な感情を抱いているマッコイ。

そして、カーク船長の無事を、心のどこかで確信しているスポック。

このふたりの会話は、

非常に面白いと思います。


感情的になりがちなマッコイと、

あくまで冷静なスポック。

水と油の間柄ですが、

カーク船長の残したテープを聞いて、

マッコイは自分の非を認めます。


スポックは、船長になりたいわけじゃないんです。

すでに向いてないことは、自分でもわかっています。

(第一シーズンで、理屈に合わない事件に遭遇し

的確な判断ができなかったエピソードがありましたっけ)。

それに、カーク船長には強い友情を抱いています。

自分を認めてくれている人ですからね。


カーク船長は、そんなスポックに信頼を寄せている。

それがわかったからこそ、マッコイもスポックに従うのです。

言って見ればカーク船長は、中和剤みたいなものですね。


ソリア人が蜘蛛の巣を張る宇宙空域は不安定。

しかもソリア人は、敵意まるだし。

説得しても、聞き入れてくれません。

自由な空間を、自分たちのものだと主張して、

譲る気配もありません。


折から不安定な宇宙空間の影響を受け、

つぎつぎとクルーたちが異常になっていく。

いちばんはじめにチェコフがヤラれてしまいますが、

この人は、そういう役回りなのでしょうか(爆)


強いストレスに置かれたクルー。

そのうちの一人、ウーラが見たのは

カーク船長の幻。

果たしてこれは、

異常になる脳のショート寸前状態なのか。


外はソリア人の蜘蛛の巣。

中は徐々に汚染されていくクルーたち。

この緊迫した状況で、的確に仕事をこなすマッコイとスポック。


今回は、カーク船長は端役で、スポックとマッコイが主役でした。

珍しいスタトレのエピソードです。

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