第62話 危機一髪! OK牧場の決闘
#スタートレック #メルコト星 #OK牧場 #エンタープライズ #カーク船長
主人公 カーク船長 脇役 ワイアット・アープ
印象に残ったセリフ
チェコフ(酒場の女からの熱烈キスをカークから見咎められて)
「どうかしましたか? 現地の者とは、常によりよき関係を保つように命令されているはずですが?」
ストーリー
いまだかつてメルコト星の生物と接触を持ったことのない地球連邦は、平和の使者としてエンタープライズを派遣。警告を受けたものの、カークは外交任務を遂行するためにメルコト星に上陸する。ところが侵入者と見なされたカークたちは、1881年のアメリカに送り込まれてしまう。しかも、あのOK牧場の銃撃戦の、死ぬ運命のギャングたちとして。
感想(ネタバレ注意)
メルコト星人の警告を無視するカークもカークだが
先入観ですぐ地球人を殺そうとするメルコト星人もどっこいどっこいですね。
今回のエピソードの見どころは、このメルコト星人のしかけた歴史上の事実を
チェコフがやぶってしまうところでしょう。
酒場の女をめぐって、チェコフとワイアット・アープが対立する。
女にメロメロのチェコフは、アープに対峙する。
そこをアープが銃殺する。
それを見たエンタープライズの乗員たちは、
チャーリーも、マッコイも、悲しみに暮れますが
ひとりスポックだけはへーぜんとしていて
マッコイから責められたりします。
スポックは、自分は半分はヴァルカン人だと言い返しますが、
その場の冷たい空気はいかんともしがたい。
ですが、このスポックが、チェコフが割り振られている
「ビリー」という役回りについて
意外な事実を洞察し、
上陸班たちも刮目してしまいます。
非情なまでに理論に徹するスポックが
チェコフの演じた役割をめぐって
ひとつの真実を探り当てていくのは
なかなかのみものです。
カーク船長は、しかし、チェコフを殺されたため、
現地の人間を殺したい、という激情にかられています。
やられたらやりかえす。
あんた平和の使者として来ているんでしょ、
もうちょっと、落ち着いて考えてみようね。
それにしても、ワイアット・アープたちの面ったらないね!
史実を見ると、ワイアットもクライトン一味も、
筋金入りの「悪党」じゃありませんか。
どっちが勝っても意味ない決闘ですよ。
それでも、命がかかっていたらやるっきゃない。
ノンキに麻酔爆弾なんか作ってるマッコイ……
そして、その作品を見てマッコイを褒めるスポック……
ふたりはほんとにどういう関係(笑)
脱出不可能の牧場に閉じ込められたカークたち。
迫り来るワイアット・アープ組。
フェイザーさえあれば……
なんであれ、闘争本能を理性で抑えたカークの勝ちでした。
ハッピーエンドはさいこーです。
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