第45話 新種クアドトリティケール
#スタートレック #新種クアドトリケティケール #トリブル #エンタープライズ #カーク船長
主人公 カーク船長 脇役 トリブル
印象に残ったセリフ
宇宙商人シラノ・ジョーンズ「しかしだ、今日は遥か彼方の宇宙からいいものを持ってきたんだよ。これが嫌だとは…」
フワフワした毛玉のようなものを取り出した。
商人:「君のは高すぎるね。」
ウラ:「まあ何ですか? 生きてますの? …持たせてくれません。まあ、すごく可愛い。…何ですの?」 その生物は、穏やかに声を上げている。
ジョーンズ:「何ですの、これを知らないとはね。トリブル※24ですよ。」
ウラ「…トリブル?」
ジョーンズ「これほど可愛い動物はいないでしょうな。…もちろん、あなたにはかないませんけどね。」 笑う 2人。
「喉を鳴らしてるわ? 聞いてごらんなさいよ。」 チェコフの耳に近づけるウラ。
ジョーンズ「あなたが好きだと訴えてるんですよ。」
ストーリー
地球連邦とクリンゴン帝国との紛争の耐えない地域にある宇宙ステーションに接近するエンタープライズ。クリンゴンも狙っているというシャーマン惑星だけで採れる穀物クアドトリティケールを護衛するようにカークたちは呼び出される。ところが、珍動物トリブルが繁殖し、この穀物を食べてしまう。すると……
感想(ネタバレ注意)
トリブルが容器からあふれている。調べているスポックたち。
マッコイ:「どうした、スポック」
スポック:「この生物ですがどうも気になるんです」
「君も、感覚でものを言うことがあるんだな」
「そうじゃありません。この生物は可愛がられるだけで、生産的な活動を行っていない。なのに食欲は旺盛です。実用的な価値が全くない」
「実用的な価値などなくて結構じゃないか。フサフサして、柔らかくて、心地よい音を立てる。それで十分だ」
「そんなものを飼って何が楽しいんですか。わたしには理解できません」
「君には到底理解できないだろうが、人間は小さくて可愛い生き物が好きなんだよ」
「人間の、性質ならよく存じ上げています。生活を共にしていると嫌でも目に入りますからね? ずいぶん辛抱強くなりました」
「スポック、トリブルについてはまだ何もわからんが一つだけ言えることがある」
「何ですか」
「わたしは好きだ。…君よりもずっとね」
「ドクター」
「何だ?」
「トリブルにも一ついいところがありますよ?」
「何だね」
「口を利かないことです。…失礼します」 医療室を出ていくスポック。
愛くるしいモフモフ、トリブルに魅せられたウラ中尉たち。
この話の見どころは、このモフモフが大量発生して、
食糧庫を開けた途端、滝のように落ちて来るシーンです。
カーク船長が、トリブルにうずもれてゲンナリしている顔は、
何度見ても笑えます。
地球人やヴァルカン人には友好的なトリブルですが、
クリンゴン人には敵意を剥き出しにする。
スパイをあぶり出すには、もってこいの生物です。
食事を与えなければ増えないトリブル。
わたしもペット不可じゃなかったら
マンションで飼いたい動物です。
可愛いというだけで故郷を引き離される動物といえば。
アライグマなどと、おなじ類です。
人間は生命に対して責任がある……。
コミカルでも考えさせられるエピソードです(汗)。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます