第44話 惑星アルギリスの殺人鬼


#スタートレック #感情転移 #チャーリー #エンタープライズ #カーク船長


主人公 カーク船長  脇役 アルギリスの殺人鬼

 

印象に残ったセリフ

モーラ:「私は殺したりはしません。でも妬いていたのは事実です。愛してたんです。…それなのに、あいつがほかの男のテーブルに行ったから私は我慢できずに先に帰っただけです!」

カーク:「嫉妬は、よく殺人の動機になることです」




ストーリー

エンタープライズ号は、歓楽の惑星アルギリスに寄港。チャーリーが行った酒場で、ある女が殺害される。側にはナイフを持ったチャーリーが立っていた。調べが進むうち、惑星の長官夫人と宇宙船の女性乗組員が殺害され、おなじくチャーリーが近くにいたという。しかし、意外な事実が明らかになる。



感想(ネタバレ注意) 

 チャーリー(ノベライズ版ではスコット)が犯人ではないことは明白ですが、

 では誰が、何の目的でという謎を追いかけるミステリー形式のエピソード。

 カーク船長は、ミステリーと聞いただけで胃がいたくなるほどですが、

 部下のために一生懸命、無実を証明しようとします。


このエピソードでの見どころは、アルギリス星の「感情転移」でしょうか。

真ん中に炎を置いて、エンタープライズやアルギリス星の人々が円陣を組みんで囲み、

真犯人をあぶり出そうと試みるシーンです。


 この円陣には、黄道12星座のマークみたいな印が、縁取られています。

 コレを見ていると、「感情転移」とは、

 一種の占いみたいなものに見えてきます。

 アルギリスの市長さんが反発するのはムリもない。


 再び殺人事件。そのどれにもチャーリーが関わっているとなったら、これはもう、監禁されるっきゃない。

 と思ったら、チャーリーはコンピュータにかけられて、その発言の真偽をチェックされるハメになります。

 コンピュータが嘘発見器の役割を果たしているわけです。


 現実の世界では、もともとポリグラフとは複数の生理反応を同時に記録する装置のことをさしますが,検査でも皮膚電気活動や呼吸,心拍などを同時に測定するので,ポリグラフ検査と呼ばれています。

生理反応は,質問に対して「ウソをつくから」生じるのではなく,それが実際の犯行に関連した内容であると認識するから生じると考えられます。このようなことから,現在はポリグラフ検査は「ウソを発見する」ものではなく,一種の記憶の検査であるとされています。


このスタトレでは、ちょっと違う考え方をしていますね。

ポリグラフがあまりアテにならないのがわかったのは、このドラマの後だったのでしょう。


今回はチャーリー、大災難でしたが、恐怖をくらう相手との戦いは、

あんな結末で良かったんでしょうか。

イヤなことを後回しにしただけ、かもしれない。

 

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