第37話 惑星パイラスセブンの怪

#スタートレック #呪い #ハロウィン #エンタープライズ #カーク船長


主人公 カーク船長  脇役 シルビア



印象に残ったセリフ


カーク「(亡霊を見た後に)スポック。意見は」


スポック「趣味の悪いホステスですね」




ストーリー


エンタープライズ号はパイラス7号星に立ち寄り、チャーリー、カトー、ジャクソンの3名を偵察班として降ろしたが、ジャクソンが帰艦したとたんに死亡し、チャーリーたちが連絡を絶つという事故が起こる。カーク船長はスポックとドクターを従えて、自らチャーリーたちの捜索に向かう。








感想(ネタバレ注意) 





城に亡霊に猫、ホコリに蜘蛛。ハロウィーンをモチーフにしたお話です。


地下牢やら手かせ、断頭台……すべて地球に存在するモノばかり。


それも、悪趣味な部類の地球のもの。


これと同じ趣味のものは、横溝正史の小説にありそうです。


「たたりじゃー!」





地下牢に閉じ込められたカーク、スポック、マッコイ。


それを救ったのは、薬を飲まされたチャーリーにカトーなのでした。


そして、エンタープライズのふつーの一行は、魔女(シルビア)と魔術師(コロブ)の恰好をした存在と対決します。





魔女シルビアをたらしこんで、この生命体の秘密を知ろうとするカーク。


いつものことだけど、カークさん……あんたはそれしか、能力がないのかい(爆)





人間の心に触れて刺激と興奮を知ったシルビアは、おかしくなってしまったとコロブは言います。


その直後、コロブはシルビアに殺されてしまったのでした。


さて、彼らの力の源である「トランスミューター」とはなんでしょうか。





人間の夢と野望を手に入れたら、トランスミューターを使ってなんでも思うとおりにする!


シルビアは、人間的な夢を語ります。


人間ならだれでも、自分の思うとおりに世界を動かしたいと思うものだから。





人間の弱点を持った超生物、というところは、


『光るめだま』のミッチェル少佐とアイデア的には同じです。


ミッチェルは男でしたが、シルビアは女。


ミッチェルはカークを殺そうとしますが、シルビアはカークとともに宇宙を支配しようとする。





最後のオチで、ほとんどマペット人形みたいな生物が出てきて、


スポックが、研究材料にしたいなんて言ってます。


あれだけの目にあわされていても、なんにでも科学的好奇心を抑えられないのがスポックなのだよ。





なにもかも幻影だった。


たったひとつの例外をのぞいて――。


夢を描くのは人間の常、しかし夢に殺され、夢に滅ぼされるのも人間。


進歩と成長をするのが人間ならば、夢の功罪にも気をつけなければならないのです。



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