第34話 イオン嵐の恐怖

#スタートレック #イオン嵐 #もうひとつの宇宙 #エンタープライズ #カーク船長


主人公 カーク船長  脇役 スポック


印象に残ったセリフ


ストーリー


カーク、スコット、マッコイ、ウラの4名は惑星ハルカンに上陸。その帰路、転送装置が折からのイオン嵐のため故障し、他の宇宙の、もうひとつのエンタープライズ号に転送されてしまう。その世界は暴力が横行する弱肉強食の世界で、船長を殺した者が船長になる、というような具合だった……



感想(ネタバレ注意) 


 ひげ面スポック。セクシーだわ~。とか言ってる場合じゃない。カークは、この宇宙とそっくりの別の宇宙の自分たちが入れ替わったと結論づけ、ハルカン星を救うため必死で努力するのです。

 だけど船内は、弱肉強食の世界。

 カークたちは、ハルカン星どころじゃなくなってしまいます。


 チェコフもカトーも、邪悪そのものですね。

 カトーなんか、顔に傷をつけちゃってる。

 船長の命をねらうチェコフは、にんまり笑うから、わたしは背筋がぞーっ!

 暴力と恐怖で支配された世界。

 論理的なスポックでさえも、その価値観に疑問を持たない。

 船長を殺さないのは、技術的な面に興味があるからだ、と

 きわめてエゴイスティックな理由で、船長に忠実だったりする。



 そのうえ、船長室では、妖しい美女が「据え膳」状態でおまちかね。

 カークさん、誘惑に耐えられずに濃厚なキス! 

 美女はカークの昇進と、深く関わっていたと言うのでした。



 「港港に女あり」がスタトレの特徴だったりしますが、

  今回のはかなりきわどいなー。

 第二シーズンになってから、いろんな意味でいろんなクルーが、

 個性ある主張をしていますが、

 この女性の主張もなかなか……



 ひげ面スポックは、マインドメルトでマッコイの精神を融合し、その正体を知ります。

 なので、最後には協力してくれる。

 カークは、ひげ面スポックに船長になるよう指示します。

 とはいえ、スポックはたったひとりですからね。

 孤立無援の状態で、ハルカン星を救えるのかな。



カーク船長「戦いは、賢いものが必ず勝つ」


原爆で容赦なく無辜の民を虐殺した結果、

戦いに勝利したアメリカ人らしさがにじんでいます(笑)

戦争は、「しない」のがほんとうの賢さじゃないかな、と思いますよ。



最近、アメリカはロシアを戦争犯罪者だと言ってるらしいが

どの口が言うのかとぽかーんとしちゃったよ(笑)



こういうアメリカの自己矛盾、わたしはわりとすきだな。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る