第27話 クリンゴン帝国の侵略
#スタートレック/宇宙大作戦 #クリンゴン #アメーバ #エンタープライズ #カーク船長
主人公 カーク船長 脇役 オルガニア星人
印象に残ったセリフ
カーク船長「戦争が始まった……戦いを望むものはいないのに」
スポック「人間は大昔から、望まないものを手に入れる技術に優れていますね」
ストーリー
地球が属する惑星連邦と、クリンゴン帝国の平和交渉が決裂し、ついに全面戦争に入る。カークたちは宇宙艦隊総司令部の命令で、戦略上のキーポイント、惑星オルガニアに急行する。連邦に協力するよう申し出るカークたちだが、長老たちは平静そのもの。やがてクリンゴン艦隊が来襲し侵略するが……。
感想(ネタバレ注意)
カークさんは、オルガニア評議会議長に言います。
「もう一度考え直してください。我々の援助は、必ず素晴らしい結果をもたらします。軍事的な援助だけではなく、技術的な専門家も送ろうではありませんか。
そして農作物の収穫をいかにして増やすかをお教えしたり、いろいろな学校をたてて、若い人びとに現代科学の夢のような技術をご紹介しましょう。
お見受けしたところ、社会設備はほとんどゼロの状態です。我々とともに理想の社会を建設しませんか。そして病や飢えや貧困を駆逐するんです」
ところが、この申し出は余計なお世話モードだったんですね。
オルガニア星人にとっては、クリンゴンも地球惑星連合も、みーんな似たようなものでした。
知らないから必死になって、オルガニア星を救おうとするカーク。
一人相撲とは、このことですね。
平和を望むオルガニア星人たちを、皆殺しにしようとするクリンゴン人たち。
戦って勝利した者だけが支配できる、これが彼らの存在意義。
ある意味、わかりやすいね。ヒトラーとかプーチンとかを連想させて(笑)
領土を巡ってカーク船長とクリンゴンの隊長とが大激論になります。
ふたりとも、ああ言えばこう言うと溝は深まるばかり。
こういうのを「水掛け論」というのでしょう。
でも、カーク船長は骨があるとして、隊長からは気に入られてたりします。
地球人にとって、いや、アメリカ人にとって譲れないのが「自由」という概念。
自由への圧力がかかれば、強烈に反発する。
でも結局は、カーク船長も地球連合の任務という制限がかかっている。
このエピソードの場合は、オルガニアを保護するという任務。
縛られなければ自由はない。
無知ってこわい(笑)
昔の日本も、東アジアにいろんな援助をして、理想の社会を建設しようとしてきた部分がある。
地球全体にとって、それがよかったことなのかどうか。
列強みたいに搾取するよりはマシかな。
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