第26話 地底怪獣ホルタ


#スタートレック/宇宙大作戦 #スポック #ホルタ #エンタープライズ #カーク船長


主人公 カーク船長  脇役 地底怪獣ホルタ

 

印象に残ったセリフ

マッコイ「シリコンから成る生命など、生物学的には考えられん。ことに酸素を含む大気中では」

スポック「可能性はありますよ。再び地底へもどることを前提として、一時的に何日か大気中で生きられると考えたらどうでしょう」


ストーリー

惑星ジェナス6から緊急連絡を受けたエンタープライズ号。ジェナス6の地下坑道に怪物が現れ、機械や人間を次々と犠牲にしていくと云うのだ。怪物は原子炉の循環ポンプを奪い去り、このままでは惑星は放射能に汚染されてしまう。このためカークは、チャーリーに命じて補助ポンプを作らせるが……




感想(ネタバレ注意) 

 自分の子どもたちを破壊されたホルタが、復讐のために人々を殺しまくる。

話としてはよく出来てるけど、それならなぜ、カーク船長は無事だったのか?

鉱夫たちやエンタープライズのみなさんは、問答無用でやられたのに。

このあたり、ドラマ的なご都合主義を感じますが、カーク船長が無事だったからこそ、平和的に解決出来たんですよね……。


ところで、スポックはこのホルタに同情して、生かしておくように鉱夫たちやエンタープライズの部下に命じるんです。

で、カーク船長に叱られたりします。

スポックは、ヴァルカン人として科学的な興味がホルタに対してあるんですが、カーク船長は命がけだから気持ちの余裕がない。

対立していたふたりが、いつしかホルタを目の前にして、ひとつにまとまっていくのは、スタトレのお約束。


このホルタ、武器を向けるカーク船長から、おびえて引っ込むのに、武器を下げると近づいてくる。

その動作が可愛いッ。ちょー可愛いッ。見かけも思ったほど醜悪じゃなかったし。

マッコイが、ケガをしたホルタを治せと言われて、

「わたしは医者だ、石屋じゃない」

 といいつつ、けっきょくホルタを治して、ハッピーエンドでした。

 いしゃ いしや と、ダジャレが効いてるのは、訳者の遊び心かな。


 敵意を向けられた理由を知って、怒りが解ける鉱夫たち。

 犠牲は出たけど、誤解を乗り越えられてひと安心。

 こういう単純さも、スタトレのいいところですね。


 それにしても、石と意思を通じ合えるヴァルカン人ていったい……

 言葉が通じないホルタさんにすっかり同調して、泣いたり叫んだり。

 たいへんな苦労をしています。

 このヴァルカン人の超能力は、「精神融合(マインドメルト)」と呼ばれている能力です。

 今後も、たびたび、スタトレでこの能力が活躍するはずです。


 今回もスポック大活躍でしたが、最後に地球人たちにからかわれます。

 スポック、気の毒だけど笑える。


 

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