第18話 コドス星の怪人
#スタートレック/宇宙大作戦 #トリレーン #子どものいたずら #エンタープライズ #カーク船長
主人公 カーク船長 脇役 トリレーン
印象に残ったセリフ
トリレーン「保証のない未来など忘れて今を楽しみ給え、明日は来ないかも知れないぞ」
ストーリー
ベータ6植民星へ補給物資を運ぶ途中、エンタープライズはある太陽系で不思議な惑星を発見。しかも傍を通過しようとした時、カトーと船長の姿が突如消えてしまう。何者かの仕業でこの謎の惑星に転送されたに違いないと思うスポックは、ドクターたちを捜索隊として派遣するが……
感想(ネタバレ注意)
トリレーンという、ナポレオン時代の衣装を着たイカれた男が、上陸班をいたぶる話です。
コドス星っていうから、殺人鬼コドスと関係があるのかと思いましたが、無関係でした(滝汗)
紛らわしい名前はやめてくれー。
さて、トリレーンが、巨大な鏡の前から動こうとしないのを見ながら、カーク船長がトリレーンの願いをかなえるコンピュータがあるのではないか、と推測します。
スポック「それだけ偉大な能力を持っている装置となるとたぶん――巨大です」
ですが昔のコンピュータと今のスマホではぜんぜん性能も大きさも違っているんですね。昔の常識がよくわかる。
常識と言えば、女のために男が戦うなんてシーンは、現代では少々、古くさいかも知れません。
逆の場合もあったりします。
この話のキモは、ばかばかしいトリレーンの遊びに付き合わされるカーク船長やスポックたちの、抵抗しようとする意志でしょう。
言うとおりにして遊んでやったら、やがてトリレーンに飽きられて逃げることだって出来たかも知れませんが、ジタバタするから面白がられる。
この点、カークをいじめていたフィネガンと、似たところがあります。
いたずらっ子のパターンって、同じなんですかね。
フィネガンには万能の力はありません。
トリレーンにはありましたが、間抜けなミスを犯しています。
暖炉の火に熱を入れ忘れたり、食事に味がなかったり。
地球を見るだけで、すべてわかった気になっちゃう。
「百聞は一見にしかず」の反対です。
見ただけではやっぱり、判らないことってあります。
最後にトリレーンの両親が出てきて、カークの命を助けてくれるんですが
このあたり、どっかで同じ話を見たことがあるなと思ったら
『セイサス星から来た少年』と似ている。
少年ピーターが最後にセイサス星人に連れて行かれちゃうところ、
トリレーンが両親に連れて行かれるのとそっくり(笑)
まさに「水戸黄門オチ」。最後に印籠が出てきて、全部解決。
いいのかな。
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