第14話 殺人鬼コドス


#スタートレック/宇宙大作戦 #コドス #親子の愛 #エンタープライズ #カーク船長


主人公 カーク船長  相手役 レノア

 

印象に残ったセリフ

シェークスピア俳優アントン・カリディアンの娘レノアのセリフ

「最近の女性は変わりました? 機械のために、女らしさが失われたとか」

カーク「そんなことはありません。たとえ世界が変わり、銀河が崩れ去ろうとも、美しき女性はあくまでも女性ですよ」


ストーリー

 エンタープライズは天才科学者レイトン博士のいる植民星シグニア・マイナーに向かう。実はレイトンとカークの家族は20年前にコドスという殺人鬼に殺害されていた。レイトンは俳優アントン・カリディアンが実はそのコドスではないかと疑い、カークを呼び寄せ正体を見極めようとしていたのだ。しかし博士も何者かに殺されてしまい……。


 感想(ネタバレ注意)

アントン「人間誰でも、イヤな思い出がある。思い出が薄れて喜ぶこともあるものだ。わたしはもう、人生にあまり価値を認めない。わたしはもう、疲れ果てた!」


自分の決断を後悔しているアントン。処罰を受けなければならないはずなのに、レノアが代わりに処罰される……。

愛するあまりに相手を殺す、そんなストーリー展開は、いろんなところで散見します。

たとえば、夫の不倫を知った妻が、逆上して夫を刺し殺すとか……。

しかしレノアの場合は、そんな小さなことじゃなかった。


4,000人も虐殺したコドスかもしれないアントン。疑いの目を持ちつつ、彼の所属する劇団をエンタープライズ内に招くカーク。

刻一刻と近づく生命の危機。部下は毒殺されかけ、カークはフェイザー暴発の危険にさらされる。

それらのすべてが、レノアの仕組んだことだった。

カークは、自分の復讐心が萎えるのを感じるのです。


だけどわたしは、妹が犯した罪を許せない。死んで償って欲しいと願ったこともある。

30年経ちましたが、彼女は罪をすっかりわすれ、平気で嘘をついて生きている。

血塗られた復讐を遂げたかったカーク船長の気持ちが、めっちゃよくわかる。


胸に陰謀を秘めてレノアに近づくカーク船長ですが、レノアに惹かれてしまうあたり、カーク船長はどこへ行ってもコレだもんなーとちょっと呆れました。

それと、この当時は、男らしさ・女らしさについては変わらないという言説がありましたが、現代ではそれは通用しない。

時代は変わっても、愛の愚かさは変わらないけれど。


いずれ、罪を償ってもらうぜ。妹よ。それがあんたのためだ。

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