第10話 悪魔島から来た男


#スタートレック #悪魔島 #狂気 #エンタープライズ #カーク船長


主人公 カーク船長  脇役 アダマ博士

 

印象に残ったセリフ

スポック「面白いね。きみたち地球人は、組織的な暴力は認めて戦うくせに、個人となると全員一致で否定するのか」

マッコイ「まだきみたちほど程度が高くないんでね!」

スポック「感情があるからいけないんだ。わたしたちにはない。だから常に冷静なんだ」


ストーリー

 エンタープライズ号に犯罪者植民地である惑星タンタルス5から被収容者が逃げ込んできた。錯乱したこの患者はタンタルス5を管理するアダマ博士の助手サイモン・ヴァン=ゲルダー博士であると判明する。男はしきりに、フィモ植民星、通称悪魔島へ連れ戻さないでくれ、さもないと殺されると懇願する。そこでカークと精神病の女医ヘレン・ノエルが調査のために悪魔島に向かうが……。

 

感想(ネタバレ注意)

 犯罪者を「矯正」するプログラムを発明したアダマ博士。

 自ら実験台になったカークは「精神中和装置」にかかりますが、博士はカークとヘレンの愛情を利用しようとするんです。

 

 脳波を利用してマインドコントロールする話はSF的ですが、実現可能かもしれません。

 いわゆる、ヴァーチャル・リアリティというのは、マインドコントロールの一種として使えるという研究があります。

 そういえば昔、『マトリックス』って映画でも、コンピュータが人類をマインドコントロールしているって話があった。

 海外では、その手のSFがお好みなのでしょうか。

 カークもコントロールされそうになった。

 そしてノエル博士も、カークが好きだからこそ、アダマ博士に抵抗します。


 アダマ博士は、言うなれば悪魔島のミッチェル少佐みたいなものです。

 支配したがるのが人間の常なのでしょうか……。


 自分にフィットしたベストな企業だろうと、ブラック企業の社畜であろうと、

 悪魔島のような閉鎖空間という点では、日本の企業も変わらないのです。

 その閉鎖空間で、マインドコントロールされて働く企業戦士たち。


 すまじきものは宮仕え。 

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