第7話 恐怖のビーナス


#スタートレック/宇宙大作戦 #ビーナス #詐欺師 #エンタープライズ #カーク船長


主人公 カーク船長 脇役 ハリー・マッド貨物船船長 

 

印象に残ったセリフ

マッド「完璧だ。お膳立ては。飢えた男が三人。ハリー・マッドの美女達もちょうど三人ときた。そして問題のリチウム結晶は、ダイヤの三百倍も値打ちがあると相場が決まっておる。きんに換えたら何千倍にもなるぞ!」


 ストーリー

 エンタープライズ号は、正体不明の小型宇宙船を追跡する。しかし相手が遭難したため、その乗組員である3人の美女を引き連れたペテン師ハリー・マッドを救出する。しかしこの救出でエンタープライズ号は船に必要なディリチウム水晶を焼ききってしまい、採鉱惑星に向かうことになる。


感想(ネタバレ注意)

 女ひでりの男たちに、絶世の美女三人をあてがおうとするマッドくん。このあたり、男女差を否定する現代では、通用しないところがあるかもしれない。

 しかも、理想の女は掃除・洗濯・炊事が出来て、ワガママは言わないという。

 ……わたしは理想とはほど遠い女だわ(笑)


 この三人の美女の名前が、『イブ』『マグダ』『ルース』と、

 聖書関連の美女ばかりというところが、西洋的だ~~~!! と思いましたね。

 イブはもちろん、アダムとイブ。

 マグダは、イエスの愛人だと言われているマグダラのマリアのことだろうし、

 ルースというのは、旧約聖書の『ルツ記』に出てくるルツのことだと思われます。


 そんな由緒ただしい名前を持ちながら、三人の美女たちは、マッドに依存しているのでした。

 なぜかって?

 彼女たちは、ある秘密を持っていたからです。


 信じる気持ちで人は変われる。

 ラストの意外な結末は、ノベライズでも知ってたけれど、わたしには驚きでした。

 たぶん、たいていの人は驚くのでは。

 マッドの美女達の中では、イブがいちばん個性的で自己主張も激しい人ですが、こういう女が鉱夫にとっても、ツボだったんですね。


 蓼食う虫も好き好きっていうけど、イブが幸せなら、それもいいかな。  

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